今、話題のアンガーマネジメント-「怒り」をうまくコントロールする方法

今、話題のアンガーマネジメント-「怒り」をうまくコントロールする方法

今、話題のアンガーマネジメント-「怒り」をうまくコントロールする方法

ここ10年でかなり広がりを見せてきている怒りの感情との向き合い方である、アンガーマネジメントを今回はご紹介したいと思います。

私自身も、アンガーマネジメントを聞いたのは7、8年前です。
そのときは、怒りの感情をどうコントロールするのか?は大切だけど、たいして怒ることも少ないから、まぁいいっか。で、終わっていました。

しかし、仕事では、若手から中堅、マネージャー、そして、会社を起こすことになり、上の立場で、判断することが多くなると同時にイラ立ちや、怒ることも増えていきました。プライベートでも、結婚し、子どもも産まれ、家族ができましたが、子育てがうまくいかないことへのイライラも出てきたり、不満の感情から怒ることもしばしば。

そんなときにアンガーマネジメントを思い出し、アンガーマネジメントの講座を受けることにしたのです。

役に立つ考え方ではあることは間違いないので、受けてみての感想も含め、アンガーマネジメントをご紹介したいと思います。


そもそもアンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、怒らないことではなく、うまく怒りのコントロールすることで、怒る必要のないことには怒らず、怒る必要があるときは上手に怒れるようになることを目標に怒りという感情と向き合うものです。

アンガーマネジメントの歴史は、1970年代にアメリカで生まれたとされています。当時は、車の危険運転者や、軽犯罪者の矯正プログラムのために作成されたようですが、現在ではそれが一般化し、さまざまな企業研修で取り入れられています。

イライラする人や怒りやすい人が増えた背景には、価値観の多様化も関係していると言われています。
怒りの感情が生まれるトリガーとして、自分の価値観や自分が持っている基準と、周りの価値観・基準が違ったときに、苛立ちや恐怖、恐れ、不安、寂しいなどのネガティブな一次感情が生まれ、その発端から「怒り」という二次感情として沸き起こると言われています。

インターネットの普及やグローバル化にともない、価値観が多様化していますが、それを心の中で受け入れられず、ネガティブな感情が出てきてしまうようです。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントの背景

価値観の多様化の影響もそうですが、近年では、インターネットやSNSの発達もともなって、学校や職場でのいじめや嫌がらせが増えていることが明らかになっています。

アンガーマネジメントが注目を集めている理由は、そうしたいじめやパワハラ、セクハラの防止に、国としても力を入れ始め、解決策として、アンガーマネジメントが有効ではないかとされ始めたからです。

また、職場の人間関係で発生するストレスを減らし、円滑な人間関係を形成するためにも、アンガーマネジメントが注目されています。上司や同僚との人間関係、顧客との付き合い方も多様化し、ストレスの原因として増えているようで、アンガーマネジメントの手法は、仕事上の付き合いや人間関係のストレスを軽減し、生産性の高い職場をつくるために、注目されているのです。

アンガーマネジメントの効果

①仕事の効率化につながる


アンガーマネジメントは、仕事の効率化に役立つのか?と聞かれれば、

効率化に役立つと思います。

私もそうですが、イライラや怒りを感じ、仕事に集中できなくなることや、 怒りを爆発させてしまったことによって、人間関係が悪化し、修復に時間が掛かってしまったこともあります。 うまくアンガーマネジメントできれば、仕事に集中できる時間が増え、 人間関係のコミュニケーションコストが減るというメリットもあると思います。

②怒りの感情で後悔しなくなる


アンガーマネジメントとは、「『怒らない』ようにする」ためのものでは、決してありません。怒らないということではなく、怒ったことを後悔しないように、「怒るべきことは上手に怒る、怒る必要がないことは怒らない」、そんな風に怒りの感情をコントロールできるようになるためのトレーニングです。

私も怒った後に「あんな言い方しなければ良かった・・・」「ここまで怒る必要なかったのに・・・」と後悔してしまったことは数知れず。大学時代に大喧嘩してしまい、大学がすごい行きたくない場所になってしまったこともあります。怒りの感情をうまくコントロールできれば、そんなことはなかったのに。と、思い出してみてしまうこともあります。アンガーマネジメントで怒りのコントロールができれば、こういった「後悔」を減らすことができるのです。

③パワハラ防止策につながる


最近、話題になっているパワハラは、管理者側が怒りのコントロールをうまくできずに、他者にぶつけてしまっていることも多いのです。パワハラは行っている本人だけでなく、周りのメンバーにも悪影響を与えるものですので、企業によっては、「パワハラ」防止策のために従業員にアンガーマネジメント研修を行うこともあるようです。

アンガーマネジメントとは、怒り

アンガーマネジメントの5つのセルフコントロール方法

次に、怒りを感じても表に出さないようにするために、すぐにでもできるアンガーマネジメントの5つのコントロール方法をご紹介します。有名なコントロール方法もありますので、まずはやってみる(実践する)ことで、試してみてください。

①イライラを感じたら6秒間我慢する


別名6秒ルールとも呼ばれていますが、一般的に怒りのピークは6秒といわれています。 そのため、怒りが沸いたら、6秒数えることが、怒りを鎮める効果的な方法だと考えられています。 そこで、適当な数字で足し算したり、違うものを見つめたりするなど、他のものに意識を向けることが有効です。まず6秒間数えることからアンガーマネジメントをはじめてみましょう。

②怒り・イライラにスコアをつける


自分が感じたイライラや怒りに10段階で点数をつけてみましょう。
点数をつけることで何に対して怒っているのかがわかります。
「今回の怒りは3点」「この前は4点」など、自分の怒りを冷静に評価することで、「本当は怒る必要がない」という点が分かるようになり、点数の低いイライラに振り回されにくくなります。

③怒りを記録する


怒りやイライラを記録することで、「何に」怒っているのかを正確に確認することができます。
自分の怒りを記録する作業をすることで、冷静になることができます。記録をし、後で見直すことで、何に対して怒っていたかを客観的に確認でき、自分の怒りのパターンを把握・コントロールすることができるのも良い点です。

④怒りがわきそうな場から離れる


その場にいると怒りがどんどんわいてきそうという場合は、トイレや外に行ったり、飲み物を買いに行ったりして、その場からとりあえず離れることが有効です。怒りの焦点から気をそらすことで、冷静になることができます。

⑤自分の「怒りのタイプ」を知る


自分の怒りがどういったタイプなのか、その傾向を知ることで、「怒り」をコントロールするはじめの一歩になります。 日本アンガーマネジメント協会の「アンガーマネジメント診断」によると、怒りには6つのタイプがあるとされています。

(1)公明正大タイプ
マナー違反や社会的に正しくないと思うことについて怒りを感じやすいタイプ

(2)博学多才タイプ
なんでも白黒をつけないと気がすまないタイプで、はっきりしないことや人に対してイライラする傾向がある

(3)威風堂々タイプ
自分が一番でいたいと思っているタイプで、軽んじられたり、大切にされなかったりすると、怒りを感じやすい

(4)外柔内剛タイプ
自分が決めたルールから外れることを嫌がるタイプで、表向きは穏やかだが、自分ルールから外れるとイライラしやすくなる

(5)用心堅固タイプ
ものごとをネガティブな方に誇張して考える傾向があり、周りが大したことがないと思っていることでも、必要以上に悪くとらえて怒ってしまうことが多い

(6)天真爛漫タイプ
後先考えずにとにかく行動し、なかなか思ったように進まない、時間がかかるということにイライラしやすいタイプ

アンガーマネジメントの書籍紹介


研修やセミナーに行くのもオススメですが、さわりを知りたいという方は、まずは書籍を読んで理解、やってみるのも良いと思います。
そこで、アンガーマネジメントについての人気書籍をご紹介いたします。

アンガーマネジメント入門/安藤俊介
「怒り」のコントロール術である「アンガーマネジメント」をわかりやすく実践しやすいよう解説した入門書です。

マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント/戸田久美
マンガになっていますので、入門書としても読みやすい書籍です。

「怒り」を上手にコントロールする技術 アンガーマネジメント実践講座/安藤俊介
怒りと上手に付き合う技術「アンガーマネジメント」について、一からわかりやすく解説&すぐ実践できるテクニックを網羅されています。

怒らない伝え方/戸田久美
本書では、怒りという感情の扱い方、相手に伝わる言い方を、いろんなシチュエーションに分けて、セリフや会話を紹介、解説していますので、わかりやすいです。



今回、アンガーマネジメントをご紹介させていただきました。
すぐにできる方法もありますが、人は習慣の生き物ですので、すぐに「変わる」ことは正直、難しいのです。
まずは、1日1日、怒りのログを取ってみたり、怒らずに許せる範囲を考えたりしてみながら、少しずつ、客観的に自分を見れるようにしていきましょう。


【執筆者情報】
ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃
研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

ビジネスゲーム検索

  • 階層

    選択してください
  • 目的/業界

    選択してください
  • 人数

    選択してください
  • 時間

    選択してください