私のお客様は、経営者の方々もそうですが、人事部の方々もお客様です。 みなさんにとって、人事部というと、何をしている部署のイメージがありますか?
採用でしょうか?社員研修でしょうか?
人事部は、企業の根幹となる「人」に関わることを業務としてしていますが、
企業の管理部門として、主に下記の役割を担っています。
●人事戦略・人事制度の企画 (人事業務の仕組みづくり)
●採用
●教育・研修
●人事評価
また、企業によっては、下記の内容も場合によっては、
人事部の役割の範疇となっているかもしれません。
●労務管理
●給与計算
人事部は、このような企業の「人」の戦略から採用、育成、評価といった実務までを行っているのです。
さて、仮にみなさんが他部署から人事部に転属、配属になって、一番に悩むことは何でしょうか?
いくつかあると思いますが、「ボッチ人事」と呼ばれるように人事部は管理部門なので、人手不足感が否めないのも課題かもしれません。
人事部の方になりたての方にお伺いすると、悩みはもちろんいくつかあると思いますが、その一つが「人事部の専門用語」だと思います。
人事部の用語は、調べればネットで出てきますが、実は調べるまでに「ワード」が分からない、用語がわからない、というものが多く存在します。
そこで、今回は、人事部になったばかりの人に向けて、人事部用語集をご紹介していきたいと思います。
※人事部用語も個数は多いので、コラムをいくつかに分けて、ご紹介していきます。
※新しい用語やここに掲載できていない用語は、都度、更新してアップしていきたいと思います。
人事部用語集「あ行」
アイスブレイク
アウティング
アウトソーシング
アウトプレースメント(再就職支援)
アクイ・ハイヤー
アクションラーニング
アクティブラーニング
アクティブリスニング
朝残業
後知恵バイアス
アニバーサリー休暇
アルハラ
アンガーマネジメント
安全衛生管理体制
安全配慮義務
ARCS(アークス)モデル
アンダーマイニング効果
RPA
育児休業
イクボス
イグジット・マネジメント
一芸採用
一時帰休
インストラクショナルデザイン
インターンシップ
インバスケット・トレーニング
eラーニング
ウェイ
OODAループ
衛生管理者
衛生要因・動機付け要因
HR
HR Tech
エクスパッツ
エグゼクティブ・サーチ
エコ通勤
SDS法
SDGs
越境学習
EdTech
エバンジェリスト
M字型カーブ
MBO
MBB
LMS
LGBT
えるぼし
エレベータートーク
エンゲージメント
縁故採用
エンパワーメント
円満退社
ATS
オウンドメディア
オフィスポ
オフサイトミーティング
おわハラ
オン・ボーディング
OJT
OFF-JT
Oターン
オーナーシップ
OB・OG訪問
OARR
人事部用語集 あ行
それでは、人事部用語の「あ行」をご紹介していきたいと思います。
アイスブレイクとは、初対面同士の人たちが集まる場面などで、緊張感を和らげ、お互いに打ち解けるきっかけをつくるための手法です。 ice breakは、直訳すると、「氷を溶かす」で、参加者の緊張や警戒心を「堅い氷」に例え、それを解きほぐすという意味で使われます。 アイスブレイクでは、全員で、自己紹介をしたり、雑談や簡単なゲームで楽しんだりすることが多いです。アイスブレイクによって、参加者がコミュニケーションをとりやすい雰囲気を醸成し、集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるように促す効果が期待できるのです。 |
アウティングとは、本人が公にしていない「SOGI(性的指向や性自認)」を、本人の承諾なしに第三者に公表してしまうことを言います。SOGIは個人情報やプライバシーにあたりますので、それを暴露する行為はプライバシー権の侵害と考えられます。アウティングが原因で、精神疾患になったり、自殺に追い込まれたりするケースもあるので、アウティングは、当事者を傷つける行為であることを、職場や学校で認識させていく必要があるのです。 |
従来、社内で行われていた業務や機能を、外部の専門会社に委託することです。主にコストダウンやコア事業へのリソース集中を目的とされています。人事関連でいうと、中途採用の紹介会社や社会保険等の手続き業務を社会保険労務士へ委託することなどがあります。 |
人員整理を行う企業の依頼を受け、対象者に再就職先の紹介や斡旋、コンサルティングを行うこと。また、そのような支援を行う会社自体を指すこともあります。 |
アクイ・ハイヤー(acqui-hire)とは、英語の買収(acquisition)と雇用(hire)を掛け合わせた造語で、買収による人材獲得という意味です。大企業が、優秀なエンジニアや開発者を獲得するために、そうした人材が所属する零細ベンチャー企業を、まるごと買収する手法を指します。2000年代半ばにGoogle(アメリカ)が始めたのが最初だと言われています。 |
アクションラーニングとは、現実に起きている問題をテーマにグループディスカッションを通じて、解決策を考え、そのプランの実施とリフレクション(内省)により、個人やグループが学習する方法のことを言います。 |
アクティブラーニングとは、講師から受講者に向けて一方向的に指導する講義や研修の形式ではなく、受講者が積極的に参加し、主体となって学ぶ学習法です。 多様な価値観への対応、イノベーションを創出しやすい組織風土の構築など、企業が求める人材・組織のあり方が変化しつつあり、受講者が積極的に参加できるような人材開発・育成のアプローチが必要とされています。 |
アクティブリスニングとは、カウンセリングにおけるコミュニケーション技法の一つで、相手の言葉を進んで、「傾聴」する姿勢や態度、聴き方の技術を指します。日本語では「積極的傾聴」と訳されますが、米国の臨床心理学者カール・ロジャースが提唱しました。 受容の精神と共感的理解をもって相手の話に耳を傾け、その言葉の中にある事実や感情を積極的に掴もうとする聴き方のことです。 |
朝残業とは、正規の勤務時間内に予定の業務を終えられなかった場合、残った仕事を深夜まで残業して終わらせるのではなく、翌朝の始業時前にその業務を行う働き方のことです。 |
後知恵バイアスとは、物事が起きたあとで「そうだと思った」などと、まるでそのことが予測可能だったと考える心理的傾向のことをいいます。プロセスや戦略そのもの以上に、結果によって印象が左右されているのが、後知恵バイアスがかかっている状態です。 |
アニバーサリーは、英語で「記念日」の意味です。企業が社員の休暇取得を促すために、本人や家族の誕生日、結婚記念日などの記念日およびその前後の日を休暇とする制度を「アニバーサリー休暇」と呼びます。 |
アルハラとは、アルコール・ハラスメントの略で、飲酒に絡む嫌がらせや迷惑行為全般を指す言葉です。 |
アンガーマネジメントとは、「怒り」を上手にコントロールすることを言います。怒ることが絶対にだめだという教えではなく、ちょっとしたことでイライラせず、怒りを上手に扱う方法を学ぶトレーニング方法です。 |
社員の安全と健康を確保し、労働災害の防止を図るため、労働安全衛生法にもとづき、社内に構築すべき管理体制です。 |
労働契約法第5条では、「使用者は労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」として、使用者が労働者に対して負うべき労働契約上の付随義務を定めています。これを安全配慮義務と言います。 |
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ARCS(アークス)モデルとは、学習者の動機づけを高める方法をモデル化したもので、やる気を引き出すための四つの要素である「Attention(注意喚起)」「Relevance(関連性)」「Confidence(自信)」「Satisfaction(満足)」の頭文字をとったフレームワークです。 アメリカの教育工学者、ジョン・M・ケラーによって提唱され、大学などの教育の場で用いられることが多く、授業を通して生徒や学生にAからSの四つの体験をさせることで、学習へのモチベーションが維持できるよう工夫されています。 |
アンダーマイニング効果とは、それまで内発的動機で行っていた行為に対して、報酬などの外発的動機付けが行われることにより、逆にモチベーションが低減してしまう現象のことを指します。 |
RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)の略語です。RPAは、コンピューター上で行われる業務プロセスや作業を人に代わり自動化する技術で、これまで人間のみが対応可能とされていた作業を自動化・効率化する取り組みのことです。 |
育児休業とは、子どもを養育する義務のある労働者が、1歳未満の子を養育するための制度です。年々改正がされており、現在は、要件を満たした場合、1歳半、2歳まで育児休業の取得が可能になっています。また男性社員の育休取得に向けた法改正もされています。 社員の定着や働きやすい組織づくりに影響する育児休業は、働き方改革の成否を左右する重要な制度の一つといえます。 |
イクボスとは、男性の従業員や部下の育児参加に理解のある経営者や上司のことです。 |
イグジット・マネジメント(Exit Management)とは、「組織の出口(exit)管理」を意味します。
組織の健全な新陳代謝を促すために、雇用の入口にあたる採用の一方で、出口に相当する退職などの個人との関係解消についても戦略的に計画・管理する人材マネジメントのことです。 |
一芸採用とは、企業が従業員の採用において、特定の分野での実績=「一芸」に秀でた応募者を積極的に評価する選考制度のことです。 |
一時帰休とは、企業が業績悪化などを理由に事業活動を縮小する際に、従業員を一時的に休業させることです。 |
インストラクショナルデザイン(Instructional Design)とは、それぞれの環境において、最も効果的かつ効率的な教育を設計・開発するための方法論です。 |
インターンシップとは、学生が興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験のことです。少子化の影響を受け、採用市場では若年層の人材獲得が困難な状況が続いています。早期離職率の問題も顕在化するなか、ミスマッチを防ぐため、企業・学生の双方で入社前の活動が重要なポイントとなっています。 |
インバスケット(in-basket)とは直訳すると、未決裁書類を入れる「未決箱」のことです。この未決箱に集められたさまざまな架空の案件に優先順位をつけ、迅速に処理していく訓練を「インバスケット・トレーニング」と言います。 |
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eラーニング(e-Learning )とは学び環境を電子化したもの、つまり、パソコンやタブレット、スマートフォンを使ってインターネットを利用して学ぶ学習形態のことです。 社員の早期戦力化やスキルアップに欠かせないのが社員研修です。しかし、研修を実施するためのコストや労力にくわえ、学ぶ側の時間調整や効率といった問題から、従来の社員研修にはさまざまな課題も存在します。時間と場所を選ばず学べるeラーニングに注目が集まっています。 |
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ウェイ(WAY)とは、「●●流、○○方式、××イズム」などで表現されるその企業“らしさ”。企業活動の根幹を形成する組織共通の価値観の総称であり、通常「経営理念」「行動指針」「ビジョン」「ミッション」などの形式で構成、明文化されています。 |
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OODAループとは、見通しの立たない状況において目標達成をするための意思決定方法です。アメリカ合衆国の戦闘機操縦士であり、軍事戦略家でもあるジョン・ボイド氏が提唱しました。OODA(ウーダ)」は、それぞれ「観察(Observe)」、「仮説構築(Orient)」、「意思決定(Decide)」、「実行(Act)」の頭文字を取ったものを表しています。 |
衛生管理者とは、労働者の衛生に関わる具体的・技術的な事項全般を管理する担当者のことです。労働安全衛生法によって、常時50人以上の労働者を使用する事業場(企業、法人単位ではなく、本社、支社支店、工場、営業所などの単位のこと)では、規模に応じて1〜6人の衛生管理者を選任することが義務付けられています。 |
アメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグ(1923―2000年) が、モチベーション理論の中で定義した、人のモチベーションに影響を及ぼすとされる2つの要因のことです。 |
HRとはHuman Resource(ヒューマンリソース)の頭文字をとったもので、日本語で言うと「人的資源」を意味します。人材の重要性があらためて認識されている現在、従業員を会社の大切な資源と捉えて活用し、展開していくことが求められています。 |
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HR Techとは、【HR(Human Resource)× Technology】を意味する造語。クラウドやビッグデータ解析、人工知能(AI)など最先端のIT関連技術を使って、採用・育成・評価・配置などの人事関連業務を行う手法のことです。 |
エクスパッツ(Expats)とは、Expatriate(国外居住者)の略称です。外国の本社や親会社、関係会社などに所属し、転勤などの理由で日本に派遣されている駐在員を指します。ローカル社員とは法令適用に大きな違いがあり、社会保険の二重加入や給与計算の取り扱いには注意が必要となります。 |
エグゼクティブ・サーチ(executive search)とは、経営幹部を採用する際に、現職で活躍している有能な人材を社外から探し出す採用手法のことです |
CO2(二酸化炭素)の排出量を抑えるために、自動車を使わず、徒歩、自転車、公共交通機関などで通勤することを言います。 |
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SDS法とは、「Summary(要点)」→「Details(詳細)」→「Summary(要点)」の順に話を展開していくフレームワークのこと。文章やプレゼンテーションなどにおいて、聞き手・読み手の理解を促したいときに有効な表現手法です |
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SDGs(エス・ディー・ジーズ:Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)とは、発展途上国のみならず、先進国も含めて世界全体が取り組む国際目標です。地球上に存在する人の全て、誰一人も取り残さない(leave no one behind)ことを誓うものであり、17の目標・169のターゲット・232の指標から構成されています。 |
越境学習とは、社会人(ビジネスパーソン)が所属する企業・組織の枠を自発的に飛び出し(越境)し、自らの職場以外に学びの場を求めることを意味します。企業内研修とも、自宅での個人学習とも異なる「サードプレイス」での学びと知的交流を重視することが越境学習の特徴です。 働きながら社会人大学や民間のビジネススクールに通ったり、社外の勉強会やワークショップに参加したり、具体的な選択肢は多数存在します。 |
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EdTech(エドテック)とは、教育(Education)とテクノロジー(Technology)からなる造語で、テクノロジーによって教育分野にイノベーションを起こすサービスや取り組みなどの総称です。 EdTechが進むことで、経済状況や地域による学習格差が是正されることが期待されています。 |
エバンジェリストとは、IT業界で注目されている新しい職種、あるいはその役割を担う専門人材のことで、高度化・複雑化が進むIT環境のトレンドや最新テクノロジーをユーザーに向けて分かりやすく解説し、啓蒙を図るのが主な任務です。 |
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年齢層別に見た女性労働率のグラフで特徴的な曲線のことです。 結婚や出産を機にいったん離職し、育児が一段落したら再び働きだす女性が多いという日本の特徴を反映したグラフです。 日本人女性の年齢階級別の労働力率(15歳以上の人口に占める求職中の人も含めた働く人の割合)をグラフで表すと、学校卒業後20歳代でピークに達し、その後、30歳代の出産・育児期に落ち込み、子育てが一段落した40歳代で再上昇し、アルファベットの「M」のかたちに似た曲線を描く傾向が見られます。 |
MBOとは、「目標管理」(Management by Objectives and Self Control)のことで、一定期間(半期や1期)ごとに達成すべき「目標」を設定し、事業や組織の運営に当たるマネジメント手法です。 |
MBBとは、Management by Beliefの略で、日本語では「信念による経営」「思いのマネジメント」と訳されます。MBBは、目標管理制度の一種で、会社や組織全体の目標の背景にある経営陣や上司の思いと、自分自身の仕事やキャリアに対する社員個人の思いをぶつけあう「創造的対話」のプロセスを経るのが特徴です。 MBBは、決してMBOを否定するものではありません。MBOは、MBBを伴わないと正しく機能しないとされています。 |
LMSとは、Learning Management Systemの略で、eラーニングを行うための学習管理システムのことで、「eラーニングシステム」や「eラーニングプラットフォーム」と呼ばれることもあります。 |
LGBTとは、性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)の総称の一つです。LGBTは、四つの言葉の頭文字をとっています。
L:Lesbian(レズビアン)。女性同性愛者。
LGBTという言葉は、北米・ヨーロッパが発祥といわれています。当事者が自らをポジティブに表現したり、社会活動の場で使われたりしたことで普及しました。日本でも浸透しつつあります。 |
えるぼしとは、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく認定制度および、その認定マークの愛称です。 |
エレベータートークとは、同じエレベーターに乗り合わせた際に話せる程度の、ごく短い時間の中で、自分の言いたいことを相手にわかりやすく簡潔に伝える会話術のことをいいます。 |
エンゲージメント(engagement)は、「婚約、誓約、約束、契約」を意味する言葉です。ここから派生して、人事領域におけるエンゲージメントでは「個人と組織の成長の方向性が連動していて、互いに貢献し合える関係」という意味合いで使われています。 |
企業が求職者を雇用する際に、求職者本人にその企業との何らかの縁故(コネ)があることを採用の条件とすることを「縁故採用」あるいは「コネ採用」と言います。縁故には、企業・業界に影響力のある人物の紹介、現職社員やOB、取引先との縁戚関係などがあります。 |
エンパワーメントとは、empower からきている言葉で、「力を与える」「権限を与える」という意味を持っています。ビジネスシーンにおいては「権限委譲」の意味合いで使われます。 |
円満退社とは、会社に就業していた労働者がその職を退く際、使用者との労働契約を双方の合意のもとに解除することをいいます これまで勤めてきた職場の上司や同僚などにも納得・理解を得た上で、円滑な職務の引継ぎを経て、わだかまりなく職を離れるといった意味合いで使われることがあります。 |
ATSとは、Applicant Tracking Systemの略で、日本語では「採用管理システム」「採用支援システム」と訳されます。応募者受付から採用決定までにかかる人事担当者の業務を一つのシステム上で一元管理し、適時・適切な採用活動を進めるための機能を実装したシステムの総称です。 |
オウンドメディア(Owned Media)とは、企業が自社で所有し、消費者に向けて発信する媒体のこと。広義のオウンドメディアには、自社や自社製品を紹介する従来の企業サイトや紙媒体の広報誌なども含まれますが、最近は、単なる企業紹介ではなく、雑誌のように独自の記事やニュースを配信するスタイルのオウンドメディアが登場。採用ツールとしても期待されています。 |
オフィスポとは、オフィスで、簡単な運動や体操、スポーツをして、リフレッシュをはかり、健康増進や仕事の効率向上につなげようとする取り組みのことです。文部科学省の委託事業「若者のスポーツ参加機会拡充を通じた地域コミュニティ活性化促進事業」の一環として始められたプロジェクトだそうです。 |
オフサイトミーティングとは、よりオープンで活発な議論を促すために、あえて社外に場所を移し、日常の喧騒、日々の業務から離れた特別な環境で集中的にミーティングを実施することを指します。 |
おわハラとは、「就活終われハラスメント」を略した新語で、企業の人事担当者が就職活動中の学生に対し、他社への就活を終わらせて、自社への入社を決断するように強要したり、嫌がらせをしたりする行為を指します。 |
オン・ボーディング(on-boarding)とは、組織の一員やサービスのユーザーとして新しく加入したメンバーに必要なサポートを行い、慣れさせるプロセスのことで、新規採用した人材の受け入れから定着、戦力化までの一連の流れをいいます。 |
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OJTはOn-the-Job Training(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の略称で、「職場内訓練」と訳されます。実際の職場で実務を通して、必要な知識やスキルを学ぶ手法のことです。OJTでは、上司や先輩が現場で通常業務を進めながら指導するのが一般的です。 |
OFF-JTは「職場外研修」と呼ばれ、職場を離れて社内の担当部署が考案したメニューや外部の研修機関が作成したプログラムを受講し、必要な知識やスキルの習得を図るというものです。 |
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都市圏以外の地方で生まれ育った人が、都市圏での就職・勤務を経験した後、出身地に戻って働くことをUターン転職といいますが、Oターンとは、一度Uターン転職をした人が、地方暮らしの理想と現実のギャップに悩んだ末に、もう一度都会へ出て再就職することを言います。 |
オーナーシップとは、個人と企業、個人と仕事との関係を示す概念で、担当する仕事を【自分自身の課題】と主体的に捉え、強い情熱と責任感を持って取り組む姿勢のこと。 |
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OB・OG訪問とは、学生が就職活動のときに、学校の卒業生であるOB・OGを訪問し、実際に働いてみた感想や、後輩へのアドバイスといった情報を収集することを指します。 |
OARR(オール)とは、会議や研修を円滑に進めるためのフレームワークのことを意味します。会議で明確にすべき項目「Outcome(目標・ゴール)」「Agenda(議題・スケジュール)」「Role(役割)」「Rule(ルール)」の頭文字をとったものです。 |
今回は、人事部になったばかりの人に向けて、人事部用語集「あ行」をご紹介していきました。
今後も、新しい用語やここに掲載できていない用語は、都度、更新してアップしていきたいと思いますので、辞書代わりにぜひ参考にしてみてください。
ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃
研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。