ビジネスマナー研修のウォーミングアップで使える雑学クイズ10選

ビジネスマナー研修のウォーミングアップで使える雑学クイズ10選

ビジネスマナー研修のウォーミングアップで使える雑学クイズ10選

今回はビジネスマナー研修のウォーミングアップで使える雑学クイズをご紹介したいと思います。

ビジネスマナー研修のウォーミングアップで使える雑学クイズ10選

クイズ① 世界で最も利用されているビジネスコミュニケーションツールは何でしょう?

・・・

答え:電子メール (Eメール)
現在、世界中で1日に送受信されるメールの数は約2,200億通。
調査機関によると、今後4年間は年率4.6%で増加し、2020年末には2,577億となると見込まれています(※)。

この調査結果には、10年前と比べて通信網の発展やスマートフォンの普及などによって、インターネット人口が右肩上がりで増え続けているという背景があります。そしてインターネット人口が増加するのに比例して増えているのがメールアドレス。
現在約37億、近年中に41億以上にも増えると見込まれています。

ちなみにEメールは、通信ネットワークを介してコンピュータなどの機器の間で文字を中心とするメッセージを送受信するシステムのことです。 郵便(英語で“mail”)に似た仕組みを電子的な手段で実現したものであることからこのように呼ばれるそうです。

クイズ② 名刺交換の習慣はどの国から始まったとされていますか?

・・・

答え:中国

中国では名刺を交換することが、人とのつながりや信頼を築く手段として重要視されていたそうです。

詳しくは下記のサイトからご紹介!

「社会人にとっては身近なものである名刺は、中国が発祥だといわれています。始まりは、中国のある皇帝が結婚する際に妻の父親へ自己紹介をする目的で“刺”に名前を書いたという説や、父親への取り次ぎを頼むためなどの複数の説があります。 7~10世紀ごろ、不在の訪問先に自分が訪問したことを伝える手段として使われていたのが名刺です。当時は紙がなかったことから、“刺”と呼ばれる木や竹の札に名前を記していました。 “めいし”というと、名前を記した紙ということで漢字にすると”名紙”となりそうですが、発祥の地中国で“刺”が使われていたことから“名刺”になったといわれています。」
出典:名刺はいつから使われているの?名刺の歴史を紹介

クイズ③ ビジネス電話の歴史に関して、最初の商業用電話交換機が導入されたのはいつでしょうか?

・・・

答え:1878年
1878年です。トーマス・エジソンによって最初の商業用電話交換機が導入されました。

クイズ④ 日本には「マナーの日」という日がありますが、それはいつでしょうか?

・・・

答え:10月30日

それは、日本サービスマナー協会が設立された2008年10月30日であることが由来らしいです。最近なんですね! 日本サービスマナー協会によるとこの日を「ビジネスマナー、一般マナーなどあらゆる場面において必要不可欠なマナーについて見直し、生活に役立ててもらう」ということを目的とした記念日としています。

クイズ⑤ 日本において礼儀作法が書かれた文書はなんですか?

現在の礼儀作法や所作が民衆まで広まったのは江戸時代からでした。それまで、礼儀作法をしっかりと学んでいたのはある程度階級のある人のみでした。

そもそも、日本で最初に文書で書かれた礼儀作法は、誰もが知っている聖徳太子の「十七条の憲法」だといわれています。この十七条の憲法は当時の貴族や官僚に向けて、和の尊さを説いたものでした。そこから、朝廷や貴族、武家などでの行事や儀式などでの礼儀作法、所作が生まれていき、「形」が大切にされていくようになりました。

クイズ⑥ 日本の最初の名刺交換はいつでしょうか??

正解:19世紀ごろ

日本で名刺が使われる様になったのは、他国よりも遅い19世紀頃です。江戸時代の日本では、和紙に墨で名前を書いた簡単な名刺が使用されていました。この頃はまだビジネスで名刺を交換することはなく、中国やドイツ同様、訪問先が留守だった時の報告として使っていました。

名刺の使われ方が現在に近づくのは、江戸末期の開国を迎えてからです。鎖国が終わり、外国人がたくさん入ってくる様になったため、役人は名刺を作って彼らと交換する必要性に迫られました。明治に入り、鹿鳴館時代には社交の道具として、多くの方が名刺を利用する様になります。名刺の登場は遅かった日本ですが、幕末から明治初期にかけて印刷技術が発達したこともあり、名刺文化は一気に普及しました。

クイズ⑦ 日本の接客マナーの根底にあるおもてなしはどこから生まれた?

正解:茶道

日本の接客マナーの根底には「おもてなし」の考え方があるといわれています。世界で高く評価されている「おもてなし」の精神ですが、実は千利休が広めた茶道にあると考えられています。 茶道には「相手の気持ちになって考える」「あらゆる準備を怠らない」「周囲に対する気遣いを忘れない」といった方針があります。この様な考え方が元になり、現在のおもてなしを重視した接客マナーが生まれたそうです。

クイズ⑧ 上座と下座の由来はどこから派生したものでしょうか?

正解:武家社会

ビジネスシーンでは、席次が重んじられていますよね?上司や取引先の方と同席する場合は、上座に座ってもらうのがマナーですが、一般的に出入り口から遠い場所が「上座」、近い場所が「下座」になります。どうして出入り口から遠い場所が上座となったのか? そのはじまりは敵方武士の襲撃も多かった武家社会といわれています。敵襲時にもっとも危険が少ない場所が、奥の位置だったことが由来しています。

クイズ⑨ 日本のお辞儀はいつごろから見られるようになった?

正解:飛鳥時代~奈良時代

日本におけるお辞儀の歴史は意外に古く、飛鳥時代から奈良時代に中国の礼の仕方を取り入れたのがはじまりだと考えられています。3世紀の『魏志倭人伝』には、すでにお辞儀についての記述があるそうです。

お辞儀の由来は、急所である後頭部を相手の方に差し出すことで、自分が相手に対して無抵抗であることを示す習慣が定着したことによるものだそうです。

クイズ⑩ 欧米のビジネスシーンで見られる握手はいつごろから見られるようになった?

正解:紀元前9世紀ごろ

握手の起源の本当のところはわかっていないが、歴史的資料から追える最も古い握手の記録は、紀元前9世紀のレリーフにあるそうです。 アッシリア王とバビロニアの支配者が同盟を結んだことを表したものであるという。証明できる握手の起源は、アッシリア人であるそうです。握手をする人のモチーフは、古代のモチーフによく使われていて。古代ギリシャやローマでも使われています。

日本では長い間、仕事での挨拶としてはお辞儀が一般的でしたが、欧米の文化が流れ込んだことにより、握手をする機会も増えてきています。握手をするのは、手に武器を持っていないことを証明するために手を差し出したことが由来です。お辞儀も握手も、どちらも相手に警戒心を起こさせないためにできた習慣といえます。


今回はビジネスマナー研修のウォーミングアップで使える雑学クイズをご紹介してまいりました。 座学だけではどうしても頭に入っていかない人でも、雑学でおもしろく紹介すると知識を吸収しやすくなっていくと思います。 ぜひウォーミングアップなどで活用してみてください。


【執筆者情報】

ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃

研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

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