1on1面談で活用できるウォーミングアップ集のご紹介

1on1面談で活用できるウォーミングアップ集のご紹介

1on1面談で活用できるウォーミングアップ集のご紹介

1on1ミーティングや面談を行うときにいきなり本題から始めるのが少し空気的に苦手と思われる方も少なくありません。

そんなときにおすすめなのがウォーミングアップです。
今回は1on1面談を開始する際に活用できるウォーミングアップ集をご紹介していきたいと思います。

1on1面談のウォーミングアップワークは、参加者のリラックスを促し、開かれた会話を生み出すための有効なツールです。今回はウォーミングアップ集として10個のコンテンツをご紹介いたします。

1on1面談に活用できるウォーミングアップ集のご紹介


①気象レポート


参加者が自分の現在の心理的状態や感情を「天候」に例えて表現します。たとえば、「晴れ」はポジティブな気分、「曇り」は中立または混乱、「雷雨」は怒りやストレスを表すかもしれません。このアクティビティは、感情を非脅威的な方法で共有するのに役立ちます。

②2つの真実と1つの嘘


各参加者が自分について2つの真実と1つの嘘を述べ、他の人は3つのうちどれが嘘かを推測します。これは互いについての理解を深め、リラックスした雰囲気を作り出すのに有用です。

③週のハイライトとローライト


各参加者がその週の最高の瞬間(ハイライト)と最も難しかった瞬間(ローライト)を共有します。これにより、皆が互いの経験や感情を理解し、支援する機会を持つことができます。

④ワード・アソシエーションゲーム


ある単語を与えて、その単語について最初に思い浮かべた言葉を共有する。これは思考のパターンを理解するのに役立ち、創造的な思考を刺激します。

⑤ローズ、つぼみ、とげ


各参加者が「ローズ」(最近起こった良いこと)、「つぼみ」(期待していること)、そして「とげ」(困難または挑戦)を共有します。これは参加者が自分自身を開放し、互いの経験と感情を共有するための素晴らしい方法です。

⑥一週間の一言


参加者がその週を一つの単語または短いフレーズで表現します。これにより、直感的な感情や経験が共有され、深い対話が可能になります。

⑦自己紹介ピクチャーカード


事前にさまざまな画像やアートワークを用意し、参加者に自分を表現するものを選んでもらう。選んだ理由を説明させることで、自己理解や自己表現が深まることがあります。

⑧ハッピー&クラッピー


参加者がその週の「ハッピー」(幸せなことや達成したこと)と「クラッピー」(挑戦や困難)を共有します。これは、互いの経験を理解し、共感する機会を提供します。

⑨過去、現在、未来


各参加者が自分の過去(経験)、現在(現状)、未来(希望、夢)について話します。これは互いの経験や価値観、期待を理解するのに有用な方法です。

⑩ワン・ワード・チェックイン


参加者が現在の心情を一つの単語で表現します。これにより、それぞれの現在の感情状態が明らかになり、対話の調整が可能になります。

ウォーミングアップで類似するものがいくつかありますが、切り口を変えることで新しい目線で今の気持ちや考え事を整理できます。


今回は1on1面談時に活用できるウォーミングアップ集をご紹介してまいりました。

これらのウォーミングアップが1on1面談に有効なのはコミュニケーションが取りやすくなり、信頼関係を築き、相互理解を深め、オープンな対話につなげられるためです。ウォーミングアップを行い、話しやすい空気作りをすることが1on1面談の目的達成につながることでしょう。


【執筆者情報】

ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃

研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間100登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

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