- 会社名
- 株式会社ブルーム・コンサルティング
- 事業内容
- ネイル商材の販売、美容サロンのコンサルティング業務(採用・売上UP支援etc.)
- 目的
- 幹部メンバーへの財務・会計意識の醸成
- 実施日
- 2020/3/22
- 研修概要
- 『財務の虎』の実施、振り返り
- 参加者
- 6名
- 研修スタイル
- 講師派遣
研修の導入背景
本研修は、幹部研修の一環として行われ、以下の目的で実施されました。
(2)売上だけはなく、コストへの意識醸成
(3)幹部間のビジネスをする上での仕事観の共有
導入したビジネスゲームは『財務の虎』
数字意識を養うために会計や財務の基本を学べる研修『財務の虎』を実施しました。
『財務の虎』とは、参加者がインテリアショップの経営者という設定で、 各々が商品を仕入れ、顧客に販売を行い、4ラウンドで実施し、最終的に【利益剰余金】が一番多い人が優勝となるゲームです。
このゲームを行うことで、「難しい」と敬遠されがちな会計・財務に関する知識(貸借対照表、損益計算書など) を楽しみながら学ぶことができるものです。
もともとネイル商材の販売を中心に行われており、美容に関する営業力や美容業界に関する知識や経験が豊富な方が多かったのですが、
まだまだ幹部層でも、対数字に対する意識が浸透せず、小難しい本を読ませるより、ゲームで体験しながら、財務知識を養いたいという点から導入していただきました。
研修の様子
ゲームが開始される前までは、「難しそう」という雰囲気でしたが、 本番前に練習ラウンドで流れを把握していただいたため、本番では、活発に仕入れや販売に対しての戦略を考えてもらいながら、 取り組んでいただけました。
ゲーム序盤は、自分がどの商品をどれぐらいの数だけ仕入れるのか?と自社の動きだけでいっぱいいっぱいの様子でしたが、 ラウンドを追うごとによって、視野も広がり、競合他社(他メンバー)の動きを見て、市場に出ている顧客を奪われないように、 どの顧客を優先的に獲得すればいいのかなどの戦略も考えながらゲームに取り組まれていました。
ゲーム終了後の振り返りでは、上位3名への勝利者インタビューで、
- 「利益を1番多く上げるために、利益率が良い商品を多く仕入れ、販売数の最大化を目指しました」
- 「他人の戦略を参考にしながら、自分の取るべき選択も広げられました」
- 「借り入れを恐れずに積極的に行い、投資に回すことができました」
といった声があがったように、売上と利益の構造にも着目した行動を取られているように感じました。
また受講生から出てきた「ゲームではありましたが、バーチャル経営者になって、模擬体験ができて、
楽しかった」や「まだまだ経営者視点で事業を考えることが足りていなかった」という言葉から多くの気付きを得られたご様子でした。
お客様の声
株式会社ブルームコンサルティング/専務執行役員 明間様
-弊社の研修を導入しようと思ったきっかけや決め手は何ですか?
今回の『財務の虎』研修を導入しようと思った一番の決め手は、
財務・会計の知識を短時間でも、わかりやすく、かつ、ゲームで楽しみながら受講できると思ったからです。
私たちのお客様は、ネイルサロンや美容室といった美容サロンを経営されている会社さんがほとんどで、
お客様に対しても、数字、数字というよりも顧客満足度を高めるための施策を今まで重点的に行ってきたので、
少し売上や利益に対しての数字意識やBS、PL、キャッシュフローといった財務意識が足りていなかったと感じたため、導入することに決めました。
-研修中の参加者の様子はどうでしたか?
ゲームを始めるまでは、「財務の研修って何するの?」という感じでしたが、
ゲームが始まったら、競争し合いながらも、和気あいあいとしながら、とても楽しそうに受講していました。
ラウンドの間と間に仕入れた商品の原価、販売で売り上げた金額をBSシートやPLシートに記入していくため、
楽しみながら、財務について学べたので、みんなの理解度も深まったと思います。
-研修を実施してみてのご感想はいかがでしょうか?
BS、PL、キャッシュフローなど、 言葉だけは聞いたことがある内容が
ゲームの中に組み込まれていたので、頭だけではなく、体で覚えることができました。
また研修を実施後の現在も、社内の【共通言語】として、
「利益の視点」「PL的にはどうか?」などが頻繁にワードで出てくるようになってきたので、
数字的な意識の浸透はでき始めてきたのではないかと思っています。