リーダーを支える人必見!!フォロワーシップの重要性と5つのタイプ

リーダーを支える人必見!!フォロワーシップの重要性と5つのタイプ

リーダーを支える人必見!!フォロワーシップの重要性と5つのタイプ

企業やその他組織のチーム作りにおいて、一人ひとりがリーダーシップを持つことは、とても大切です。 実はリーダーシップだけでなく、意識して行動できるとより一層、シナジー(相乗効果)が期待される考え方があるのですが、皆さんはご存知でしょうか?

それは、「フォロワーシップ」という考え方です。もしかしたら、聞かれたことがあるかもしれません。

フォロワーシップとは、フォロワーとシップを掛け合わせた言葉です。

フォロワーと聞くと、Twitterやインスタグラムをイメ―ジしてしまいそうですが、
フォロワーとは、リーダーを補佐する人の意味で、
<~ship>は日本語で、「状態・性質」、「能力・技能」を表現しています。

簡単に言うと、「フォロワー(リーダーを補佐する人)がリーダーや組織のために考えて行動すること」フォロワーシップと言えます。

リーダーへの自立的な支援と組織への主体的貢献のイメージでしょうか?

部下である立場の人たちがビジョンや目的を有するチームを機能させるため、上司や他のチームメンバーに対し、 主体的に働きかけることです。

上司を支え、組織における成果の最大化に貢献することがフォロワーシップなのです。

フォロワーシップの提唱である。アメリカのカーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授の調査によると、組織が出す結果に対してリーダーが及ぼす影響力は10%~20%程度。しかし、それに対してフォロワーが及ぼす影響力は、80%~90%にのぼるそうです。

この内容から、チームの成果を最大化させるには、フォロワーシップが欠かせないと分かります。

現在、ビジネスにおける環境は、急速に変化していて、組織のリーダーではないフォロワーも、能動的な判断や行動が求められるようになっています。また会社・組織においてフォロワーシップは、リーダーも含め、全メンバーに必要なスキルとされているのです。

ロバート・ケリー教授は、フォロワーシップの特性を独自のクリテイカル・シンキング (批判的思考)、その逆として、依存的・無批判の考え方という軸と、積極的関与と、それに対して、消極的関与をそれぞれ対極的な特性として挙げ、以下のような 5つのフォロワーのタイプを提唱している。

5つのフォロワーシップタイプ

模範的フォロワー


自ら考え、上司に対しても積極的に働きかけができるタイプ。 組織の中で、次世代リーダーやホープとして認められ、高い資質を持つ人材です。

順応型フォロワー


上司から言われたことを批判せず、受け入れながら、積極的に動くタイプ。 しかし、依存的であるため、周りからはゴマすりと思われることも。

孤立型フォロワー


自分独自の冷めた思考が要因となり、あまり上司に働きかけをしないタイプ。 いわゆる一匹狼で、批評家と呼ばれることも多い。

消極的フォロワー


自らの視点で考えることができず、また上司に対しても積極的に働きかけていく訳でもなく、 言われた分だけをやるようなタイプ。 事なかれ主義だと思われることもある。

実務型フォロワー


適度に独自の批判的思考力と積極的関与を示すフォロワーです。いい仕事はしたがるが、進んで自らを危険にさらすことはなく、失敗も避けたがります。

フォロワーシップ

フォロワーには5つのタイプがありますが、チームメンバーの思考として、現在、どのフォロワータイプなのかを把握し、クリティカルシンキング(批判的思考力)と貢献力(関与)の両方を伸ばしていけるように育成をしていくことが必要なのでしょう。

フォロワーシップを伸ばすために意識すべき3つのこと

さて、フォロワーシップの概要や5つのタイプについてご紹介してきました。リーダー自身がフォロワーシップを持つために、またチームメンバーのフォロワーシップを持ってもらうために意識してもらいたいことを3つ、ご紹介していきます。

①自分自身のフォロワーシップタイプを知り、模範的フォロワーを目指す

まず自分自身のフォロワーシップのタイプが5つのタイプのうち、どれに当てはまっているのかを知る必要があります。その上で、フォロワー自身が「模範的フォロワー」になるために足りない点や身に付けたい要素を考えましょう。

例えば、順応型フォロワーでいうと、上司からの指示に疑問や疑念があったとしても、そういったものを飲み込んで、確認せず、言われたことを積極的にやろうと動けるタイプです。

ですが、上司も神様ではないので、完璧でもありません。ときにはミスをすることもありません。指示の内容に疑問や疑念が生じたら提言していく必要は出てくるのです。 そうなると、順応型フォロワーに必要な要素は、提言する力や確認するヒアリング力などが挙げられるでしょう。

足りない点は何か?身に付けたい要素は何か?を考えて、模範的フォロワーを目指していきましょう。

②提言・助言する勇気を持つ

フォロワーは、ときにはリーダーに対して、提言や助言を行う必要があります。

リーダーの方針が組織のビジョンや目的に沿ったもので、自分にとって納得いくものだとしても、チームメンバーが納得できておらず、なかなか動き出しが遅いという場合もあります。

そうなった際は、チームメンバーに聞き取りし、どの点が納得できないのか?理解しきれてないところはあるか?などを確認した上で、リーダーに対して、チームメンバーが納得できていない理由やどう伝えれば納得してもらえそうなのか?を提言、助言していくことが求められるのです。

しかし、フォロワーが組織・チームのビジョンや目的を自分なりに考えて、提言や助言を行うとしても、リーダーに伝えることは、勇気が必要になってきます。

まずは勇気を持つこと。組織・チームの方向性をしっかりと定め、一致団結していくために考えて提言、助言したことであれば、無下にされることも少ないはずです。(考えが甘く、叱られることはあってもですが…)

自信を持って伝えていきましょう。

③相手目線を意識しつつ、全体感(人物相関視点)を持つ

フォロワーシップには、リーダーと同じように広い視野を持つことが求められます。

やはり、リーダーを補佐する人なので、リーダーが見切れない点についてカバーしていく必要があるのです。

そのためには相手目線を意識して、チームメンバーである同僚や後輩たちがどういった状況なのか?、困っていることや悩んでいることはないか?など、相手の立場になって、サポートしていくことが求められます。

よく研修でお伝えするのが全体感を持つことです。
イメージとしては、人物相関図のようなイメージです。

リーダーがいて、自分自身がいて、チームメンバーがいる。

登場人物たちは、仕事をする上で、どういったことを大切にしていて、どういったことをしていきたいのか?などのビジョンや仕事観を把握しながら、定点観測していくのです。 コミュニケーションは、1対1で行われることが多いので、個々の視点では把握できるのですが、全体感は持ちづらいのです。 人物相関図を作ることで全体感が持ちやすくなり、誰が何を考えているのか、感じているのかを見やすくすることができます。

フォロワーシップ 人物相関図

このように図式化することで、メンバー、リーダーがどういう状況にいるのかを定期的に観測し、フォロワーとして行うべき必要なサポートが見えてくるはずです。


今回はフォロワーシップの重要性について、ご紹介してまいりました。
組織・チームにとって、リーダーを支えられる補佐役のフォロワーの存在が重要視されてきています。

リーダーシップがリーダー以外のメンバーも持った方が良いのと同様に、チームメンバーの全員が全員をフォローしていけるように、フォロワーシップを持つことで、組織運営が円滑に行き、目標達成に近づきやすくなります。

フォロワーシップという考え方をぜひ研修で伝えてみてください。


【執筆者情報】

ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃

研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

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