以前のコラムで、人事になった方が覚えておきたい人事部用語集「な行」編をアップさせていただきましたが、今回も人事部用語集「は行」編ということで、ご紹介していきます。
前回のコラムの抜粋↓↓
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人事部の方になりたての方にお伺いすると、悩みはもちろんいくつかあると思いますが、
その一つが「人事部の専門用語」だと思います。
人事部の用語は、調べればネットで出てきますが、実は調べるまでに「ワード」が分からない、用語がわからない、 というものが多く存在します。
そこで、今回は、人事部になったばかりの人に向けて、人事部用語集をご紹介していきたいと思います。
※人事部用語も個数は多いので、コラムをいくつかに分けて、ご紹介していきます。
※新しい用語やここに掲載できていない用語は、都度、更新してアップしていきたいと思います。
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人事部用語集「は行」
ハイパフォーマー人材
派遣社員
ハローワーク
ハロー効果
パワーハラスメント
ヒューマンスキル
ビジョン
ピグマリオン効果
ピラミッド型組織
ファシリテーション
ファシリテーター
ファミリー・フレンドリー企業
フィードバック
フラット型組織
フレックスタイム制
ブルーカラー
ブレーンストーミング
ヘッドハンティング
ベースアップ
ホワイトカラー
ポジティブアクション
不利益変更
不当解雇
副業
平均賃金
振替休日
法定休日
日雇い派遣
法定福利費
法定雇用率
人事部用語集 は行
ハイパフォーマー人材とは一般的に「業務において優れたパフォーマンスを出す人材」や「生産性の高い人材」を指す。 高い業績を残し、給与額と比較してもより高い成果を上げるコストパフォーマンスに優れた人材です。 |
派遣社員とは「雇用契約を結んだ会社とは別の会社で働く労働者」を指す。 |
ハローワーク(公共職業安定所)は、民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担う、国(厚生労働省)の機関です。 |
ハロー効果とは、ある対象を評価するとき、その一部の特徴的な印象に引きずられて、全体の評価をしてしまう効果のこと。 |
パワーハラスメントとは、同じ職場で働くものに対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為と定義されている。 |
ヒューマンスキルとは、良好な人間関係を構築し、スムーズなコミュニケーションを行うために必要なスキルを指す。もとはハーバード大のR.カッツ教授が提唱したマネジメントに求められる3つのスキルのうちの一つである。 |
ビジョンとは、将来的に組織が目指すべき姿や状態のことを言葉にしたもの。 |
ピグマリオン効果とは、教育心理学でいう別名「教師期待効果」と呼ばれる法則「人は他者に期待されるほど意欲が引き出されて、成績が向上する」とされる効果のこと。 |
ピラミッド型組織とは、階層構造になっている組織形態を指す。軍隊組織から端を発した組織形態で、指揮命令系統は通常1つで、指示が必ず上から下へと降りるため、組織メンバーは上意下達でトップの指示命令に従って仕事・作業を行う。 |
ファシリテーションとは、会議やミーティングなどを効果的、効率的に進行するための技術である。ファシリテーションスキルは会議などに限定されるものではなく、日常での組織コミュニケーション全般において活用される技術でもある。 |
ファシリテーターとは、会議・ミーティングの場で発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識を確認したりすることで、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化を促進させたりする進行役を指す。 |
ファミリー・フレンドリー企業とは、仕事と育児・介護・地域活動など仕事以外の活動を両立できるよう積極的に取り組む企業のことを指す。 |
フィードバックとは、フィードバックとは、相手の行動に対して改善点や評価を伝え、軌道修正を促すことを指す。 |
フラット型組織とは、通常企業は部、課、係などピラミッド型の階層によって成り立っているが、この階層を部と課を一つにしグループという1階層にすることで平らな組織になっている組織のことをいう。 |
フレックスタイム制とは、労使協定に基づき、労働者が各自の始業時刻と終業時刻を原則として自由に決められる制度。 |
ブルーカラーとは、おもに作業服を着た製造業や建設業の現場の作業員などといった生産工程や直接的な作業を担当している現場系の労働者のことを指す。 |
ブレーンストーミングとは、アイデア開発や課題解決方法などを多数で議論し、一定の解決策を得る会議方法のこと。 |
ヘッドハンティングとは、外部で活躍している優秀な人材を自社に引き入れる人材採用のこと。 |
ベースアップとは、賃金表に基づいて毎年昇給することを定期昇給といい、その賃金表そのものを改定し増額することを指し、基本(ベース)給を上げる(アップ)こと。 |
ホワイトカラーとは、概ね事務系(営業職、研究職等を含む)の職種に携わる人を総称して指す。 |
ポジティブアクションとは、固定的な男女の役割分担意識や過去の経験から、営業職に女性がほとんどいない、課長以上の管理職は男性が大半を占めている等の差が男女労働者の間に生じている場合、このような差を解消しようと、個々の企業が行う自主的かつ積極的な取り組みをいう。 |
不利益変更とは、就業規則や労働契約を従業員に不利益を与えるような変更を禁止するもの。勤務時間を7時間から8時間に変更することや給与や賞与などを減額・廃止などがある。 |
不当解雇とは、労働基準法などの法律や判例にある規定、企業の就業規則や労働協約などの取り決めを守らずに企業の都合で一方的に行われる労働契約の解除のことをいう。 |
副業とは、収入を得るために携わる本業以外の仕事をさす。収入形態により給与収入、事業収入、雑収入に分類される。 |
平均賃金とは、労働基準法で解雇予告手当て、休業手当、年次有給休暇日の賃金、災害補償、減給の制裁を算定する場合に、その計算の基礎として用いられるもの。 |
振替休日とは、予め休日と定められていた日を労働日とし、その代わりに他の労働日を休日とすることをいう。もともとの休日に労働させた日については、休日労働とは言わず休日労働に対する割増賃金の支払い義務も発生しない。 |
法定休日とは、労働基準法で定められた休日のこと。使用者は少なくとも毎週1回の休日または4週間を通じて4日の休日を与えなければならないとされている。週休二日制を採用している事業者の場合、休日2日の内1日が法定休日、もう一日が法定外休日になる。また休日の曜日指定や一斉に休む必要はない。 |
日雇い派遣とは、派遣労働者のうち30日未満の雇用契約で働く人を指す。 |
法定福利費とは、会社が負担する法律で義務付けられている社会保険料と労働保険料のことをいう。健康保険料、厚生年金保険料、児童手当拠出金、労災保険料、雇用保険料などの会社負担分のこと。 |
法定雇用率とは、障害者雇用率制度において身体障害者及び知的障害者について、一般労働者と同じ水準において常用労働者となり得る機会を与えることとし、常用労働者数に対する割合をいう。50人以上雇用している事業主にその割合(障害者雇用率)達成の義務を課している。 |
今回は、人事部になったばかりの人に向けて、人事部用語集「は行」をご紹介していきました。
今後も、新しい用語やここに掲載できていない用語は、都度、更新してアップしていきたいと思いますので、辞書代わりにぜひ参考にしてみてください。
ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃
研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。