
以前のコラムで、人事になった方が覚えておきたい人事部用語集「か行」編をアップさせていただきましたが、今回も人事部用語集「さ行」編ということで、ご紹介していきます。
前回のコラムの抜粋↓↓
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人事部の方になりたての方にお伺いすると、悩みはもちろんいくつかあると思いますが、
その一つが「人事部の専門用語」だと思います。
人事部の用語は、調べればネットで出てきますが、実は調べるまでに「ワード」が分からない、用語がわからない、 というものが多く存在します。
そこで、今回は、人事部になったばかりの人に向けて、人事部用語集をご紹介していきたいと思います。
※人事部用語も個数は多いので、コラムをいくつかに分けて、ご紹介していきます。
※新しい用語やここに掲載できていない用語は、都度、更新してアップしていきたいと思います。
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人事部用語集「さ行」
目次
採用内定
裁量労働制
最低賃金
裁判員休暇
36協定
サテライトオフィス
さとり世代
サクセッションプランニング
360度評価
産業医
自己啓発
次世代リーダー研修
CLO
社会人基礎力
ジョブ・ローテーション
障がい者雇用
就業規則
就活クールビズ
社外取締役
ジョブ・カード
就職内定率
試用期間
紹介予定派遣
社内通貨
社内FA(フリー・エージェント)制度
従業員満足(ES)
セクシュアル・ハラスメント
人材育成体系
人材要件
人事考課
新入社員研修
成果主義
選抜教育(研修)
セカンドキャリア
組織の壁
組織風土改革
相互学習
早期退職制度
人事部用語集 さ行
採用内定とは、求職者が会社に採用されることとなったが、いまだに入社日が到来していない状態のことを表します。 |
裁量労働制とは、業務の進め方が労働者自身の裁量に大幅に委ねられて、かつ、上長による指示命令が困難な特定の業務について、労働時間を実労働時間ではなく一定の時間働いたとみなして、賃金の計算などを行う制度のことです。 |
最低賃金とは、最低賃金法に基づいて、国が定めた最低限度の賃金のことです。最低賃金制度により、使用者は労働者に対して最低賃金以上を支払わなければならないと定められています。 |
裁判員休暇とは、2009年に開始された裁判員制度によって、裁判員に選任された従業員がその職務を果たすための期間、取得が許可される休暇のことです。 |
36協定とは、時間外労働、休日労働について労使間で締結する協定のことで、「サブロク協定」とか「サンロク協定」と呼ばれる。労基法第36条に基づくことからこのように呼ばれています。時間外労働や休日労働を行う事業場においては、この協定を労使間で締結し、労働基準監督署長に届け出る必要があります。 |
サテライトオフィスとは、企業の本社や主要拠点から離れた場所に設置されるオフィスのことを指します。本社を中心にして、衛星(=サテライト)のように配置されることから生まれた言葉のようです。 |
さとり世代とは、1980年代半ば以降に生まれた若い世代の特徴を表す言葉として、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」で生まれ、世の中に広まったのが「さとり世代」と言われています。 |
サクセッションプランニングとは、特定のポジションに対する後継者育成計画のことです。 一般的な研修による人材育成と異なり、後継者としての潜在能力を持つ候補者に対し、必要となる業務経験、知識、トレーニングを積ませて長期的な計画のもとで育成することを指します。 |
360度評価とは、人事評価制度の1つで、上司だけではなく、同僚や部下といったその人に関わる様々な人からの評価が行われるものです。 |
産業医とは、企業などで従業員の健康管理に関して指導・助言をする医師のことです。労働安全衛生法により、一定の規模の事業場にはこの産業医の選任が義務付けられています。 労働者数50名以上 3,000名以下の規模の事業場では1名以上、労働者数3,001名以上の規模の事業場では2名以上を専任しなくてなりません。 |
自己啓発とは、ビジネスの領域においては、自らのパフォーマンス向上のために、自分には備わっていない思考法や習慣を身に付ける取り組みを指します。 |
次世代リーダー研修とは、次世代のリーダーを継続的に輩出するために企業が行う、リーダー候補向けの研修のこと |
CLOとは、(Chief Learning Officer)の略で、企業における人材育成責任者のことです。「最高人材・組織開発責任者」とも呼ばれます。企業戦略や事業目標に即した人材育成と組織開発に責任を持ち、教育コンテンツ開発や教育制度設計および導入を行います。 |
社会人基礎力とは、経済産業省が産学の有識者による委員会において、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として2006年に定義付け、提唱しているものです。 社会人基礎力は、「前に踏み出す力(アクション)=一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力」、「考え抜く力(シンキング)=疑問を持ち、考え抜く力」、「チームで働く力(チームワーク)=多様な人々とともに、目標に向けて協力する力」という「3つの能力」と、3つの能力をさらに掘り下げた「12の能力要素」によって構成されています。 |
ジョブ・ローテーション ジョブ・ローテーションとは社員に、いくつかの職務を定期的、計画的に経験させるもので、人材育成、部門間等における業務の理解、適性発見などの狙いが存在します。 |
障がい者雇用は、「障害者雇用促進法(障害者の雇用の促進等に関する法律)」で定められた義務です。民間企業の場合、常用労働者の2.3%以上(令和3年3月1日時点)の障がい者を雇用しなくてはなりません |
就業規則とは、労働条件や規律など、使用者と労働者が守らなくてはならない事柄を定めた職場の規則のことで、労働基準法により、常時10人以上の労働者を使用する者には作成の義務があります。 |
就活クールビズとは、就職活動が政府の要請により後ろ倒しになり、真夏の暑い時期になったことと関係があります。 |
社外取締役は、株式会社が社外から迎える取締役のことで、その企業と直接の利害関係を持たない社外の経営者や有識者が選ばれます。 |
ジョブ・カードとは、求職者が、キャリア・コンサルタントに相談して作成する文書で、職務経歴・学習歴・訓練歴・免許・資格・職業能力証明書などからなります。また、ジョブ・カードの交付は、ジョブ・カード講習を受講・修了して、厚生労働省に登録された登録キャリア・コンサルタントだけが行うことができます。 |
就職内定率とは、就職希望者に対する就職内定者の割合(%)のことです。 |
試用期間とは、人材を採用する際に、勤務態度など、社員としての適性を評価判断するために設けられる期間のことです。新卒採用の場合には、3~6ヵ月程度としている企業が多いようです。 |
紹介予定派遣とは、労働者派遣事業と職業紹介事業を組み合わせたもので、派遣先と労働者との雇用関係斡旋(職業紹介)を予定した派遣です。 |
社内通貨とは、企業が自社の従業員向けに発行する社内利用限定の通貨のことです。 企業独自のポイント制度ともいえるもので、企業が従業員に社内通貨を付与することでモチベーション向上を図ったり、従業員同士が社内通貨を贈り合うことで社内コミュニケーションの円滑化を促したりというように使われています。 |
社内FA制度とは、社員が自らのキャリアや価値を社内にPRし、その登録情報から必要な人材を求める施策です。 |
従業員満足(ES:employee satisfaction)とは、顧客満足(CS:customer satisfaction)に対比される概念で、企業内で就労する従業員の業務内容や職場環境、人間関係などに対する満足度のことをいいます。 |
セクシュアル・ハラスメントとは、相手の意に反する性的な言動で、基本的人権および人格権を侵害することです。 |
人材育成体系は、どのような人材をどのように育てるかという企業人事の設計図とされています。企業戦略を基に「あるべき組織像」を設定し、その組織像の中で各階層や部門ごとに必要とされる人材要件を設定し、その人材を育成するための研修や育成プログラムに落とし込んでいくことが多いです。 |
人材要件とは、企業組織における役割・役職に求められる要件のこと。人材要件を基に、適切な選抜基準を設けて人選を行います。 |
人事考課は、社員の職務に関する実績や能力、態度等を評価し、配置、昇給、昇格、賞与、人材育成等に活用されるものです。 |
新入社員研修は、入社式直後の1~3ヵ月間程度で行われる、新入社員向けの研修のことです。配属部門で業務上必要となるスキルや知識のほかに、入社した企業の事業や業界に関する基本的な理解を促す内容もあり、ビジネスマナーなども教育することが多いです。 |
成果主義とは、社会的に認められた市場価値に対して個人が実力を発揮し、達成した成果=パフォーマンスに対して支払われる報酬システムの考え方です。 |
選抜教育(研修)とは、従業員全員を教育の対象とするのではなく、教育投資価値の高い対象を選抜して、教育(研修)を行う能力開発方針のことです。 |
セカンドキャリアとは、「第二の人生における職業」のことをいいます。人生100年時代といわれる現代、定年や結婚が人生のゴールではないという認識も広がり、誰もがセカンドキャリアに向き合う時代が到来しています。 |
組織の壁とは、企業においては、組織内の部門・役職などにより、自ら壁を作ってしまう価値観や行動のことを指します。 |
組織風土改革は、企業内の不文律を取り払うことにより中堅社員や若手社員の意欲を引き出し(組織活性化)、風通しが良くイノベーションが生まれやすい企業文化を育てることを目的とした取組みのことです。 |
相互学習とは、二者あるいはグループの間で起こる情報転移や知識共有等の相互作用を通じて、各人が新しい考え方を獲得して行動を変容させていくことです。 |
早期退職制度 早期退職制度とは、希望退職制度の一手法で、退職金などを優遇する代わりに、定年前に退職を促す制度のことをいいます。近年、導入企業が増え、対象となる年齢も低くなってきています。 |
今回は、人事部になったばかりの人に向けて、人事部用語集「さ行」をご紹介していきました。
今後も、新しい用語やここに掲載できていない用語は、都度、更新してアップしていきたいと思いますので、辞書代わりにぜひ参考にしてみてください。
ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃
研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。