アイスブレイクのクイズネタ おもしろ雑学クイズ集10個紹介 part3

アイスブレイクのクイズネタ おもしろ雑学クイズ集10個紹介 part3

アイスブレイクのクイズネタ おもしろ雑学クイズ集10個紹介 part3

クイズネタおもしろ雑学

以前のコラムで、研修の開始時や休憩後のちょっとしたアイスブレイクとして使えるクイズを紹介しましたが、少し反響をいただいたいので、今回も、アイスブレイクで使えるクイズネタを紹介していきたいと思います。

今回で、クイズネタはpart.2になりました。 今回のクイズネタでは、雑学ネタで、頭の体操のウォーミングアップで使用できるような内容です。


七夕に短冊を笹に飾るのはなぜだろうか?

A. 中国の風習から来てるから B. 短冊がかざりつけやすかったから C.笹は日本では神聖なものだから

七夕には笹に短冊や飾りをつるすけれど、そもそもなぜ笹に飾るのか?

その由来は明確にはされていませんが、笹は日本では古くから「神聖なもの」とされているから。

また、笹の葉には抗菌作用があるため、笹の葉にお供え物を置いたりと神事によく使われていることから。
ほかにも、笹は天に向かって真っすぐ伸びることなどから、七夕の行事にも神聖な笹が使われたのではないかと言われています。

短冊はなぜ五色なんでしょうか?

A. 製紙会社の戦略 B. 五という数字がちょうど良いから C. 中国の陰陽五行説から来ているから

短冊にはなぜ5色の短冊に飾るのでしょうか?

実はそれぞれの色には中国から伝わってきた当初の陰陽五行説に由来し、「木・火・土・金・水」が割り当てられています。

五行 意味
親や祖先など目上の人を大切にすること
青(緑) 人を思いやること
人を信じて愛すること
約束ごとを守ること
黒(紫) 優れた知識を持つこと

ここから短冊が5色になったわけですね。

土用の丑の日と決めたのは誰でしょうか?

A. 葛飾北斎  B. 平賀源内 C. 杉田玄白

7月といえば、土用の丑の日がありますね。

実は土用の丑の日とは、7月だけではないのです。
2022年(令和4年)の「土用の丑の日」は以下の通り。

1月24日(月)、4月18日(月)、4月30日(土)、7月23日(土) 8月4日(木)、10月27日(木)

土用は夏にしかないと思われがちですが、年に4回、各季節にあるのです。

うなぎの旬は本来は秋から冬だそうです。脂を蓄えた、味が濃くこってりしている旬のうなぎに対して、夏のうなぎは人気がなかったそうです。 うなぎ屋が知恵者で有名な平賀源内に相談したところ、「丑の日だから『う』のつくものを食べると縁起がいい」という語呂合わせを源内が発案したそうです。 うなぎ屋は「本日土用丑の日」という張り紙を店の前に張り出したら大繁盛し、それ以来、「土用の丑の日」にはうなぎを食べる風習が根付いたと言われています。

花火大会が始まったのはなぜなのか?

A. 亡くなった人々の供養のため B. 江戸時代の戦の訓練(大砲の練習)のため 

打ち上げ花火のはじまりは、江戸時代まで遡り、享保18(1733)年に隅田川で行われた水神祭がその由来と伝えられています。

当時、関西や江戸では、飢饉・疫病の流行により、多数の死者がでていました。その死者たちの慰霊や悪疫退散のために水神祭が催され、打ち上げ花火が上げられたのが最初です。

子どもたちの夏休みが長い理由はなぜなのか?

A. 欧米の先生がリクエストしたから B. 親たちがリクエストしたから

そもそも夏休みというものは明治時代に作られました。 江戸時代までは「夏休みというものがなかった」と言われています。

一説によると、日本が夏休みを始めたのは明治時代で、欧米から近代的な学校制度を取り入れた頃と言われています。 外国人教師たちが休みを要求したから。

明治時代に日本に来た外国人教師達が、欧米では一般的の夏休みを要求し、それが定着したという説があります。

欧米の学校のスタートは、日本の「4月」とは違い「9月」からスタートです。そして欧米の学校は、その9月の前に「2~3か月」は学校がお休みになります。

一方で、日本の学校は4月スタート。外国人の教師の要望をそのまま了承となると、途中で2~3か月の休みを取ることになります。すると、学習が中途半端になるという懸念から、要望を受け入れつつ現在の日数の夏休みが誕生したとされています。

どうしてお葬式で黒い喪服を着るのか?

A. 黒色が静かに慎む様子を表しているから B. 黒は死をイメージさせるから

喪服の色は「黒」という認識ですが、その理由として黒は悲しみの色であり、喪に服す色(静かに慎む)というイメージが大きいため言われています。

ちなみに喪服の色はもともとは黒ではなく、白だったと言われています。 平安時代から明治30年頃までは喪服は「白」とされていました。

明治維新をきっかけに、欧米諸国の影響を受けて黒の喪服がお目見えしますが、明治30年の皇室の葬儀の際に、政府は列強諸国の国賓の目を気にして黒に統一されたのがきっかけで、後に皇室の喪服は黒と正式に規定されるようになりました。

その後、一般的に民衆まで普及したのは第二次世界大戦のころです。 当時の喪服は、貸衣装を着用することが一般的で、貸衣装屋には白と黒の喪服が混在していました。第二次世界大戦によって日本中に戦死者が急増し、貸衣装屋で喪服を借りる人も急増しますが、借りる頻度が増えたことで白い喪服は汚れが目立ち、直ぐに使い物にならなくなってしまいました。そこで、貸衣装屋は、汚れが目立たず手入れのしやすい黒の喪服を揃えるようになりました。その後、手入れのしやすさや喪服を黒に統一している欧米諸国の影響もあり、急速に黒い喪服が庶民にも広まっていきました。

オセロはどこの国で生まれたの?

A. インド B. イギリス C. 日本 D. アメリカ

答えは日本です。

オセロは、日本人の長谷川五郎氏が発案したゲームです。第二次世界大戦が終わって間もないころ、当時の長谷川少年が、碁石を使って生み出した遊びが、オセロの原型です。オセロの石が黒白なのは、碁石がもとになっているからです。戦災で校舎が全焼して青空授業が行われていた学校で、10分間の休み時間内に決着がつくゲームとして生徒のあいだで人気になりました。

その後、会社勤めをしていた長谷川氏でしたが、かつて生み出した遊びを思い出し、牛乳びんのフタで石をつくって試作品を玩具メーカーに持ち込みました。その企画がとおり、1973年4月29日に「オセロという登録商標で販売されたのが、ボードゲーム・オセロの正式デビューになります。発売されるやいなや、人気はみるみる広まり、空前の大ヒットを記録しました。

日本で初めて天ぷらを食べたのは誰でしょう?

A. 織田信長 B. 豊臣秀吉 C. 徳川家康

答えは徳川家康です。

天ぷららしき料理を最初に食べた日本人は、徳川家康だろうと言われています。家康は、京都で流行っているという胡麻油(榧油という説もある)で揚げた鯛に蒜を掛けた料理を食べたところ、腹痛をおこし、三か月程寝込んだ末に亡くなっている(1616年4月17日)。

鯛の素揚げのようなものだったのだろうか。家康の亡くなったきっかけは、鯛の天ぷらだったということになる。

日本で初めてラーメンを食べたのは誰でしょうか?

A. 徳川家光 B. 徳川光圀 C. 徳川家康

答えは徳川光圀です。水戸黄門ですね。

ラーメン界では、日本で最初にラーメンを食べた人物はあの水戸光圀(水戸黄門)とされてきました。1665年に光圀が明国の儒学者・朱舜水を水戸藩へ招いたときに、中国の麺を紹介される。そして、1697年6月16日に光圀が朱舜水から伝授された麺を家臣に振る舞ったと『日乗上人日記』に記載があるそうです。しかし、これが日本で初めてのラーメンだという説が濃厚だったのですが、近年、室町時代の僧侶・亀泉集証の『蔭涼軒日録』の中に、1485年に「経帯麺」のことを知り、1488年に来客に振る舞ったという記載があることがわかったそうです。 これは、光圀の1697年から200年以上もさかのぼる史実となります。

久々などに使われる「々」はどんな読み方でしょうか?

A. びさ B. 特定の読み方はない

答えはB.の特定の読み方はないです。

じつは、々は文字ではなく、記号なのです。

「踊り字(繰り返し記号)」という記号です。

たとえば、記号で「:」はコロンと読みますし、「。」は句点と読みますよね?しかし、それは、文字としての読み方ではなく、記号としての読み方です。 「明日は学校だ。」を「あすはがっこうだ句点」とは読みませんよね。それと、同じなのです。




さて、今回は、研修開始時や休憩後のちょっとしたアイスブレイクとして使えるクイズとして、

「おもしろ雑学クイズ集」を使ったクイズをご紹介しました。
社内研修では、久々に会う同僚や、初めて会う同僚の場合のことが多いです。ウォーミングアップの一環で、クイズを出すことで、雰囲気を和らげる効果が出てくると思います。ぜひ参考にしてみてください。


【執筆者情報】

ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃

研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

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