ロジカルシンキングは難しい!?ロジカルシンキング研修で抑えておきたい3つのポイント

ロジカルシンキングは難しい!?ロジカルシンキング研修で抑えておきたい3つのポイント

ロジカルシンキングは難しい!?ロジカルシンキング研修で抑えておきたい3つのポイント

ロジカルシンキング

ロジカルシンキング、論理的思考と聞くと、
頭が痛くなる…という人も中には、いらっしゃるのではないでしょうか?

私自身、新卒で研修会社に入社しましたので、
口が酸っぱくなるほど、ロジカルに考えろ!ロジカルに伝えて!と、言われて、耳が痛くなった経験があります。
※最近、ロジハラと呼ばれる、ロジカルハラスメントということも言われています。これは正論を振りかざして、相手を追い詰めることです。正論をただ言っただけでロジハラになるわけではなく、他者の気持ちを配慮せずに正論を押し付けて、相手に必要以上のストレスを与えてしまうことでハラスメントになってしまうのです。

ロジカルシンキングは、仕事をする上で、とても重要な思考術です。文書作成・プレゼン・ビジネスコミュニケーション・商談・課題解決など、さまざまなビジネスシーンで活用できる考え方です。

そもそもロジカルシンキングとは・・・
一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことで、日本語では論理的思考と呼ばれます。

日本でロジカルシンキングが広まったキッカケとしては、
照屋華子さん、岡田恵子さんの著書の『ロジカル・シンキング』(照屋華子・岡田恵子, 東洋経済新報社, 2001年)とされています。それ以降、ロジカル・シンキングのための様々なツールや手法が企業向けに提唱され、ビジネス本や企業研修が普及していったのです。

業種や職種にもよりますが、ロジカルシンキング研修を受けたことがある方も多いと思います。

そこで、今回は、ロジカルシンキングを研修で教える際に抑えておきたいポイントについて、考察していきたいと思います。



ロジカルシンキングのメリット/デメリット

ロジカルシンキングのメリット

問題の原因を分析し、問題解決に導くことができる

問題を解決するためには、まずは情報を整理し、問題の原因(なぜそうなってしまったのか?)を考えていく必要があります。ロジカルシンキングで、なんとなくで原因を漠然と考えたり、行き当たりばったりの対応になったりするのではなく、原因の深掘りをすることで、問題解決に近づくことができるのです。

相手に分かりやすく伝えることができる

コミュニケーションを取る上で、必要なことは、相手に自分の伝えている内容を理解してもらうことです。ロジカルシンキングを用いることで、情報を整理した上で、他者に自分の考えを説明することができるので、相手に分かりやすく伝わり、理解度を早めることができるのです

ロジカルシンキングのデメリット

視野が狭くなる可能性がある

ロジカルシンキングは、一つの物事に対し、段階的に掘り下げていきます。そのため、視点が一点集中してしまい、柔軟な発想ができなくなる可能性があるのです。

相手に嫌がられる可能性がある

冒頭で紹介した通り、ロジカルハラスメントと呼ばれる言葉も生まれてきています。ロジハラとは、他者の気持ちを配慮せずに正論を押し付けて、相手に必要以上のストレスを与えてしまうことですが、人によって、価値観は違いますし、感情を持っています。人間関係が悪化している場合、正論だけでは、相手に聴く姿勢を取ってもらえないことも多々あるのです。ロジカルシンキングは、メリットにもなるけれど、デメリットにもなり得るのです。

ロジカルシンキング研修のコンテンツ(王道)

ロジカルシンキング研修の具体的な内容は、下記の内容が一般的で王道です。
※順番は会社さんによって変動します。

ロジカルシンキング研修の一般的なカリキュラム例

ロジカルシンキングとは
1. メリット
2. デメリット
3. なぜ必要なのか?

ロジカルシンキングの基本「帰納法と演繹法」
1. 三角ロジックで考える
2. 帰納法とは
3. 演繹法とは

モレやダブリを無くすMECEという考え方
1. MECEとは何か
2. 全体を俯瞰して物事を考える
3. MECEは切り口が大切

フレームワークの基礎
1. フレームワークはどのように使うのか
2. マトリックス型フレームワーク(SWOT等)
3. ライフスタイル型フレームワーク(バリューチェーン・PLC等)
4. キーワード型フレームワーク(3C、4P、5forceなど)

ロジックツリーを知る
1. ロジックツリーはどのように使うのか
2. Whyツリー:結果に対して原因を考える思考
3. Howツリー:目的に対して手段を考える思考

ピラミッドストラクチャーを知る
1. ピラミッドストラクチャーはどのように使うのか
2. 具体的な事柄から何が言えるか
3. 主張を明確にする
4. So What? とWhy So? で論理の流れを確認する


MECE

ロジカルシンキング研修で抑えておきたい3つのポイント

社外の研修会社さんの研修を導入する場合でも、社内で人事の方や部長さんが導入する場合でも、研修設計のときに抑えておきたいポイントをご紹介したいと思います。

①ロジカルシンキングの各概論をわかりやすい例を踏まえて、説明されていること


私自身、ロジカルシンキング研修を受講させてもらって、始めは難しいと感じましたが、わかりやすい事例を踏まえて、解説してくれたことで、理解度が増しました。 研修を受ける前は、ロジカルシンキングに関する本も読んで、あらかじめ勉強もしていたつもりだったのですが、なんとなくわかった気でいただけでした。

やはり、「MECEとは、ロジックツリーとは、So What?Why So?とは」、といった考え方を理解してもらう上では、身近な例があると、受講生に伝わりやすく、それらの考え方がどのように役立つのかを受講生自身に理解させることに役立つと思います。

ロジックツリー

②ロジカルシンキングの演習で使い方を理解させた上で、自社の取り組みを考えさせる


ロジカルシンキングが机上の空論と言われるのは、「自社の実情に沿った内容で研修が組み立てられていないから。」というのも1つの理由だと思います。ロジカルシンキングの演習で多いのが、コンビニ、スーパーマーケット、飲食店、小売、など誰もがイメージしやすい例です。

誰もがイメージしやすい例だからこそ、わかりやすい内容にできるのですが、その後の深掘りには、自社の業務に沿った内容で、演習の設計を行うと、現場に帰ってからの行動変容にもつながっていくと思います。

③報連相の練習として、伝えるワークを取り入れる


新人や若手の研修で、ロジカルシンキング研修を行う場合は、情報を整理した上で、上司役やお客様役に報連相してみるという実践形式で練習をさせると、ロジカルシンキングを現場でも使ってみようというモチベーションにもつながります。

以前の「報連相の報告編」でもご紹介したとおり、報連相には、【報連相の型】が存在します。その型を使用する際も、事前の情報整理には、ロジカルシンキングが必要です。

以前のコラム:人事や教育担当者になったら、教えておきたい報連相シリーズ①『こんなときどうする?報連相の報告編』-3つのケースでご紹介

新人、若手社員にロジカルシンキングを使ってもらうためにも、報連相の練習として、ワークを取り入れてみてはいかがでしょうか。


今回は、ロジカルシンキング研修で抑えておきたいポイントについてご紹介しました。 ロジカルシンキングと聞くと、耳が痛い方もいらっしゃると思いますが、ビジネス上では、とても大切な考え方です。ロジカルシンキングができる人を増やすためにも、ロジカルシンキング研修を導入される企業様が多いと思いますが、改めて、研修を設計する前の参考情報になればと思います。


【執筆者情報】

ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃

研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

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