- 会社名
- 株式会社栄光会様
- 事業内容
- 接骨院、整体院、デイサービスなど7店舗展開
- 目的
- 会社が1つに、各店舗が1つになれるように経営計画発表会時にチームビルディングゲーム研修を目的として実施。
- 実施日
- 2023/03/31
- 研修概要
- (1)砂漠からの脱出ゲーム、(2)リーダーズインテグレーションワークを実施
- 参加者
- 50名(10チーム)
- 研修スタイル
- 講師派遣型
研修の導入背景
今回、砂漠からの脱出ゲームを導入された背景は、経営計画発表会の際に皆が1つになれるようなチームビルディングの取り組みをしたいと思われたからだそうです。 今までも他社の方から講話をしてもらったり、自社でグループワークをしたりはされていたそうですが、話を聞くだけではなく、ゲームで頭と体を動かしながら、学んでもらいたいという思いもあったようです。
導入したビジネスゲーム(ソリューション策)
(1) 砂漠からの脱出ゲーム
砂漠からの脱出ゲームは、いわゆるチームメンバーとの合意形成を図るゲームです。
設定としては、下記の内容です。
旅行中の航空機が砂漠で墜落してしまいました。乗客である皆さんは無事でした。かろうじて取り出せたアイテムが12個ありました。チームで話し合って、その12個のアイテムに優先順位を付け、専門家の解答との誤差が少ないチームが優勝となるのです。
今回は10チームのうち、1チームが誤差点、21点で優勝となりました。
チームビルディングでは、チームでの話し合いが大切になってきます。話し合いで合意形成を取ることがチーム作りでは大切になってきますが、合意形成の難しさとポイントについても理解していただきました。
(2)リーダーズインテグレーションワーク
また砂漠からの脱出ゲーム後に、リーダーズインテグレーションというものを応用した各店舗のビジョン共有や質疑応答の時間を設けました。
リーダーズインテグレーションとはチームビルディングなどで利用させるワークショップの1つです。※インテグレーション(Integration)は統合するという意味です。 チームを「統合」するということで、結束力や信頼関係を高めるために用いられます。
一般的な基本的な流れは以下の通りです。
〜リーダー退場〜
(2)リーダーや目標、方針について以下の項目をメンバーは書き出す
・知っていること
・知りたいこと
・知っておいてほしいこと
・やってあげられること
〜リーダー入場、メンバー退場〜
(3)リーダーは知りたいことについての回答を考える
〜メンバー入場〜
(4)リーダーから回答
(5)メンバーから質問やフリートーク
今回はそれを下記のテキストのように一部変更し、進行させていただきました。
研修中の様子
経営計画発表会ということで、開始直後はとても緊張された雰囲気でしたが、チームで話し合いを進めていく中で、雰囲気も打ち解けて、盛り上がった様子でした。 砂漠からの脱出ゲームでは、助けを待つべきなのか?街まで向かうべきなのか?など目的をどうするかによってアイテムの優先度が変わります。チーム内での話し合いをどう方向づけるかによって勝敗が変わりますので、「どうする?どうする?」と悩みながらも「このアイテムは意味ないでしょ(笑)」など楽しそうに話し合ってくれていたご様子でした。
また今回はチームビルディングを行った後に各店舗のビジョンをスタッフまで落とし込みをするためにリーダーズインテグレーションのワークショップを行いました。 構成として砂漠からの脱出ゲームを実施した後にワークショップを行ったため、事前に意見が言いやすい雰囲気を作れていましたので、ワークショップでも自分の意見や考えを臆することなく、スタッフが管理職の方々に伝えられて、議論が活発に行えたようです。
お客様の声
今回、砂漠からの脱出ゲームを導入しようと思ったキッカケは、経営計画発表会の際に皆が1つになれるようなチームビルディングの取り組みをしたいと思ったからです。 店舗数も年々増えていく中で、全員が集まる機会は年2回(社員総会と経営計画発表会)しか取れなくなってきたところです。
経営計画発表会では翌期のビジョンを共有しますので、せっかく皆で同じベクトルを向けたのであれば、チーム作りの秘訣やヒントを持ち帰ってもらい、各店舗のチーム強化につなげたいと思いました。そこでチームビルディング系のゲームを探していたところ、ビジネスゲーム研究所さんを発見したのです。
アンケートを取った結果、下記のようなお声が感想として挙がったそうです。
・自分以外の意見を聞くことで、自分では思いつかない発想を聞けた
・ただ、話を聞くだけの研修ではなく楽しく参加しながら考えて学べたところ。
・ゲーム感覚でチームでの動きかたを学ぶことができた点
・人の意見を聞くと、なるほど、と思えることがある
・ゲームを通して自然とチームとしての最善を考えることができる点
・自分だと思いつかない意見や考えを知ることができ、視野が広くなったと感じる。
・チームでやることによって、より多くの考え方や意見が聞けた点がいつもの感じと違ってとても楽しく、良かったところです。
・上下関係はあまり気にせず話し合えたため、普段からの会社の雰囲気の良さを改めて感じるきっかけになりました。
・平等に与えられた困難をどう乗り越えるか考えて、他の人の価値観や考え方を知ることができ楽しく行えました。
・コミュニケーションの取り方、はじめに目的・目標を決めることの重要さを学んだ。
・グループワークを通じて意見をどうまとめたりするのか、どうやって話し合いを進めていくのかとても良い経験が出来ました。
・意見がバラバラでもそれをまとめる人がいたり、発言していない人に対して質問したりそれぞれが役割をもって話し合いができていた。
・チームビルディングについてとても勉強になりました。みんなで決めて決めた後は反対意見は言わない。みんな同じ方向に向かっていくことの大切さを知りました。 自分の意見を聞いてもらうこと、人の意見を理解すること。上記を踏まえて、意見をグループ、チームで導き出すこと。
スタッフ様から聞かれた声として、このような発言が出たそうです。
・共有している意見を聞けて嬉しかった
・質問やそれぞれの足らない部分の思いを聞くことができ、伝え方を相手に合わせながら、それぞれの意見を大切にしていきたいと思いました”
・今期の目標の再確認と店舗全員での意思確認ができたところ。
・やってみて、自分にはあまり意見を言おうとするアクションが少なかった。おそらく自分に自信が無いからだと思われる。異なる考え方も恥じずに意見を言えるようになりたいと思います。
・管理者に言われたことをやるという一方的な仕事ではなく、自ら考え行動し、仕事もやりがいのある楽しいものになるようにと、より仕事について考えるいい機会になったので、この活動を継続し、考え意見を出せるように日々取り組みたい。
・伝えるのは、難しいということと、トライアンドエラーでどんどん試して行きたいと思った。
・自分が当たり前だと考え、想定していなかった質問なども出たため、やはり管理者とそれ以外では知っている情報の差があるのだなと改めて感じました。そして今回のリーダーズインテグレーションを通じてその差の埋め方を学べました。今後も定期的に取り入れていきます!
・リーダー以外が席を外し、質問事項を付箋に書くところが疑問解決になり良いと感じた。
・同じ状況下で困難に立ちはだかった時、リーダーが率いて行かなければならないですが、その際の周りの意見や考えをどう引き出すか、がリーダーに求められるスキルだと改めて感じました。そしてその難しさも感じました。今回の取り組みを通して今後、店舗のスタッフでこういったゲーム感覚でできるミッションをやっていこうと思いました。
・お店の方針について知りたいこと、共感できること、質問したいことをリーダー抜きで無記名でやることで忌憚のない意見を聞け言いづらいことを共有できる。意思疎通を通じて目標達成へのビジョンが全員で共有できることろがとても良い取り組みだと思いました。