コミュニケーション研修で使えるコミュニケーションゲーム15選

コミュニケーション研修で使えるコミュニケーションゲーム15選

コミュニケーション研修で使えるコミュニケーションゲーム15選

経営者の方々や人事の方々に「社内の課題は何ですか?」と質問すると、 よくお聞きするのがこのような内容です。

「コミュニケーションが取れているようで、実際には取れていない」
「人間関係があまり良くない」
「コロナもあって、コミュニケーションが最近取りづらくなってきている」
「話し合いもできていないことが多くなってきて、社内の雰囲気が暗い気がする」
→その結果、「生産性が上がっていない。」や「離職率が高くなってきている。」

といったコミュニケーションの質・量が不足していることが原因で発生する課題や問題を感じられているようです。

そこで今回は、コミュニケーション研修で使えるゲーム20選をご紹介していきたいと思います。

場の雰囲気を和ませ、コミュニケーションを活性化させるのにオススメなゲームですので、ぜひ参考にしてみてください。

【関連コラム】
コミュニケーションゲームに関連する参考記事を下記にご紹介いたします。ぜひご覧ください。

社内研修や社内イベントに使えるコミュニケーションゲームとは
URL:http://business-games.jp/communicationgame_overview/

コミュニケーション研修で使えるビジネスゲーム15選

①7人の人事異動当てゲーム


7人の人事異動当てゲームとは、各自に配られた情報カードをもとに7人の係長の人事異動先を当てるというゲームです。実施イメージとしては以下のような内容です。

ワーク状況

みなさんは、J社の総務人事部のメンバーです。
今日の13時から臨時の役員会議が開かれることになり、
急遽1週間後に行われるはずだった係長たちの人事異動の最終決定が、この臨時の
役員会議で行われることになりました。(現在は、12時20分です)

しかし、困ったことにその原案は人事課長が保管しており、
その人事課長が出張に行ってしまっており、夕方まで連絡が取れません。

課長のデスクを見回しても、書類を探しても見当たりませんでした。

この人事異動の検討は各部の部長を集めて行いましたが、その会議に出席した部長は、
部分的にしか覚えていなかったり、間違ったらイヤだからと言ったりして教えてくれませんでした。

ただ各部長から絶対に間違いないだろうという「情報」をいくつか手に入れられました。

断片的な情報ではありますが、この情報をもとに決定した人事異動を調べないと、
臨時の役員会議で話し合いができないため、
残りの時間で7人の異動先を突き止めてください。

配られるカードのイメージは写真のような内容です。


・生産部の井伊と技術部になった人は同じ大学の出身者である
・開発部の織田は、既婚者で1年前に技術部から開発部に移ってきた
・総務部の大谷は経理部、総務部、人事部以外の部署に異動することが決まっていた

●効果
7人の人事異動当てゲームは制約条件がある中でのコミュニケーションの難しさを理解してもらえます。また雑多な情報をいかに整理して、わかりやすく解いていくかが肝になり、ロジカルシンキングの研修でも使用することができます。

●時間(目安)
45分~60分

7人の人事異動当てゲームのご紹介ページ↓↓
https://business-games.jp/communicationgame_jinjibu/

情報整理 コミュニケーション ゲーム

②サッカーのポジション当てゲーム


サッカーのポジション当てゲームとは、先程のゲームと同様、ジグソーメソッドというものを活用して作られているゲームです。各自に配られた情報カードをもとに11人のスタメン選手のポジションを当てるというゲームです。実施イメージとしては以下のような内容です。

ワーク状況

みなさんは、J社の本社総務部の社員です。
明日の日曜日には、関連グループ会社のサッカー大会がありますが、 先程、主催会社のA社より「名簿作成の為にメンバーとポジションを知らせてくれと頼んでおいたが、未だに連絡をもらっていない。大至急連絡して欲しい。」と電話がありました。

この仕事は、係長の担当でしたが、今週、係長は出張の忙しさに紛れて忘れてしまったらしいのです。現在のところ、係長と連絡をとる方法がありません。 また、今日は土曜日のため、サッカー部のある工場は休日で、サッカー部監督の社員の 自宅に電話をしてみましたが留守のようです。

そこで、工場の人の自宅へ電話を入れたりして色々調べてみましたが、
あなたの手もとに集まったのは、断片的な情報だけです。

しかし、何とかしてA社には連絡をしなければならないので、
11人のメンバーとそれぞれのポジションを突き止めて下さい。

配られるカードのイメージは写真のような内容です。


・久保は、高校時代は野球部で、今も草野球をやっているらしい。
・CB(左)になった人は、吉田と大学時代のサッカー部のチームメイトだった。
・RSBになった人は、サッカーだけでなく、野球も趣味で行っているそうです。

●効果
サッカーのポジション当てゲームも制約条件がある中でのコミュニケーションの難しさを理解してもらえます。また雑多な情報をいかに整理して、わかりやすく解いていくかが肝になり、ロジカルシンキングの研修でも使用することができます。

●時間(目安)
45分~60分

サッカーのポジション当てゲームのご紹介ページ↓↓
https://business-games.jp/communicationgame_soccer/

③委員長当てゲーム


委員長当てゲームとは、先程のゲームと同様、ジグソーメソッドというものを活用して作られているゲームです。各自に配られた情報カードをもとに5つの委員会の委員長を当てるというゲームです。実施イメージとしては以下のような内容です。

ワーク状況


皆さんは、とある県のとある市に存在する経営者団体に参加している事務局メンバーです。

今日の18時から臨時の役員会議が開かれることになり、急遽、1週間後に行われるはずだった来年度の委員長配属の最終決定が、この臨時の役員会議で行われることになりました。(現在は、16時30分です)

しかし、困ったことにその原案は専務理事が保管しており、
その専務理事が出張に行ってしまっており、夜まで連絡が取れません。

専務理事のデスクを見回しても、書類を探しても見当たりませんでした。

この次年度の委員長配属の検討会は、役員の副会長3人と選考委員会を集めて行われましたが、その会議に出席した役員たちは、部分的にしか覚えていなかったり、誰がどこか 曖昧な部分があったりしました。

ただ副会長たちから絶対に間違いないだろうという「情報」をいくつか手に入れられました。

断片的な情報ではありますが、この情報をもとに決定したを調べないと、
臨時の役員会議で話し合いができないため、残りの制限時間で、委員長の配属先を突き止めてください。

配られるカードのイメージは写真のような内容です。


・今年度の会長は直近2年度内で役員及び委員長経験者は委員長に登用しない方針だと言っている。
・来年度の広報委員会の委員長予定者は、候補者の中で年齢が一番若い人がやるらしい。
・青山K哉君は次年度のどこかの委員長になることが予定されている

●効果
委員長当てゲームも制約条件がある中でのコミュニケーションの難しさを理解してもらえます。また雑多な情報をいかに整理して、わかりやすく解いていくかが肝になり、ロジカルシンキングの研修でも使用することができます。

また商工会議所青年部(YEG)や青年会議所(JC)、その他、経営者団体様の例会活動向けにカスタマイズすることもできますので、コミュニケーション活性化のためにご活用できます。

●時間(目安)
45分~60分

委員長当てゲームのご紹介↓↓
https://business-games.jp/communicationgame_guess_chairman/

情報整理 コミュニケーション ゲーム

④NASAゲーム


NASAゲームは、グループメンバーで話し合い、回答を決める、つまり合意形成(コンセンサス)を取り合うゲームです。オンラインでは、ZOOMやTeamsなどを使用しましょう。 ゲームの設定としては、以下のようになっています。

ワーク状況
あなた方は宇宙船に乗って月面に着陸しようとしている宇宙飛行士です。 月面には母船が待っているのですが,機械の故障で母船から約200マイル(約320km)離れた所に不時着してしまいました。
不時着時の衝撃で宇宙船はほとんど壊れ使用不能となりました。 しかし、リストにある15アイテムは破損を免れて完全なまま残っていました。

「まずは、重要なアイテムを見極めよう」 、
「冷静に判断するため、まずは各自で考え、最後は全員で話しあおう。」と、
ある宇宙飛行士が言いました。母船に無事たどりつくため,15アイテムの中で必要なものから重要度の高い順に1位から15位までの順位をつけてください。
(最も優先度が高いものが1位となります)

15アイテムのリストは以下です。

・マッチの入った箱
・宇宙食
・ナイロンロープ
・パラシュートの布
・ポータブルの暖房器
・45口径のピストル2挺
・粉ミルク、1ケース
・45kgの酸素ボンベ2本
・月から見た星座図
・自動で膨らむ救命ボート
・磁石の羅針儀
・20 リットルの水
・発火信号
・注射針の入っている 救急箱
・太陽で作動する FM送受信機

このゲームは、NASAによる模範解答があり、その模範解答に近づけるために話し合いを行います。
複数チームでの実施の場合は、NASAによる正解に最も近いチームが優勝となります。

詳細は、下記のページを参考にしてみてください↓↓
NASAゲームの紹介ページ:https://business-games.jp/teambuilding_nasa/

NASAゲーム

この前は、社員総会の社内イベントとして、300名規模の参加者でNASAゲームをオンラインで実施のお手伝いをしましたが、1~10位のチームには景品もあって、かなり盛り上がっていました。300~500名の規模でも実施ができるのでオススメです。

●時間(目安)
60分~90分

⑤砂漠からの脱出ゲーム


砂漠からの脱出ゲームは、NASAゲームと同様に、グループメンバーで話し合い、回答を決める、つまり合意形成(コンセンサス)を取り合うゲームです。オンラインでは、ZOOMやTeamsなどを使用しましょう。 ゲームの設定としては、以下のようになっています。

ワーク状況 7月中旬のある日、午前10時ごろ、みなさんが乗った小型飛行機は、米国の南西部にある砂漠の中に不時着しました。 不時着した際、飛行機は大破炎上、操縦士と副操縦士は亡くなってしまいましたが、みなさんは奇跡的に大きな怪我もなく無事でした。

不時着はあまりに突然で、無線で救援を求める時間もなく、また現在位置を知らせる時間もありませんでした。 しかし、不時着する前に見た周りの景色から、みなさんは飛行プランに示されているコースから約100km離れた所にいることがわかっていました。また、操縦士は不時着前に、最も近くの居住地は約110km南南西にあることだけをみなさんに告げていました。

この付近は全く平坦で、サボテンが生えている他は不毛の地域です。不時着直前の天気予報では、気温は約43℃になるだろうと言っています。それは、地表に近い足もとでは50℃にもなるだろうことを意味しています。

みなさんは、軽装~半袖シャツ、ズボン、靴下、スニーカーという服装で、各々、各1枚のハンカチとサングラスを持っています。また、全員で8ドルぐらいの小銭と100ドルの紙幣、1箱のタバコとボールペンが1本あるのみです。

ただ飛行機が燃えてしまう前に、みなさんは次の12のアイテムをかろうじて取り出すことができました。

「まずは、重要なアイテムを見極めよう」 、
「冷静に判断するため、まずは各自で考え、最後は全員で話しあおう。」と、
あるメンバーが言いました。生き残るため,12アイテムの中で必要なものから重要度の高い順に1位から12位までの順位をつけてください。
(最も優先度が高いものが1位となります)

12アイテムのリストは以下です。

・懐中電灯
・ビニール雨具
・化粧用の鏡
・パラシュート
・45口径のピストル(実弾入り)
・方位磁石
・1人につき1リットルの水
・食用動物図鑑
・2リットルのウォッカ
・地域の航空写真地図
・食塩
・1人1着のコート

このゲームは、専門家による模範解答があり、その模範解答に近づけるために話し合いを行います。
複数チームでの実施の場合は、専門家の正解に最も近いチームが優勝となります。

詳細は、下記のページを参考にしてみてください↓↓
砂漠からの脱出ゲームの紹介ページ:https://business-games.jp/teambuilding_sabaku/

砂漠脱出ゲーム

●時間(目安)
60分~90分

⑥雪山での遭難シミュレーションゲーム


雪山での遭難シミュレーションゲームは、NASAゲームと同様に、グループメンバーで話し合い、回答を決める、つまり合意形成(コンセンサス)を取り合うゲームです。オンラインでは、ZOOMやTeamsなどを使用しましょう。 ゲームの設定としては、以下のようになっています。

ワーク状況

20××年 12月29日 AM9:30

あなたたちは、年末休暇を利用して、オーロラ見学ツアーに出かけました。 美しいオーロラの姿に期待を膨らませながら、飛行機に乗り込みました。

「オーロラが見えるといいんだけどなぁ・・・」
「あまり期待しない方がいいかもよ。なんせ相手は自然なんだから」

しかし・・・あなたたちのセスナ飛行機は、突然、磁気嵐に襲われました。
エンジンが大破し、なすすべく、飛行機は急降下を始めました。

操縦士は、最後の力を振り絞り、操縦かんを操作しつづけます。
副操縦士は、乗員に「本機はまもなく墜落します!姿勢を低く体を保護して!」

「南東方向、およそ32キロに集落あり!」

セスナ飛行機は、突然の磁気嵐を受け、アメリカ・カナダ国境付近の雪山に墜落。
操縦士たちは亡くなってしまい、機体は湖の底に沈没してしまいましたが、あなたたちは、無傷で脱出に成功できました。

墜落地点から一番近い、小さな町は、32Km離れたところにあります。

気温は最大マイナス40度まで下がります。
周りには、枯れ木がたくさん落ちています。

あなたたちは、それぞれ防寒着の他、以下の10個のアイテムを持っていました。

雪山で生き残るために、最終的に全員で話し合い、10個のアイテムの優先順位をつけてください。

「まずは、重要なアイテムを見極めよう」 、
「冷静に判断するため、まずは各自で考え、最後は全員で話しあおう。」と、
あるメンバーが言いました。生き残るため,10アイテムの中で必要なものから重要度の高い順に1位から10位までの順位をつけてください。
(最も優先度が高いものが1位となります)

10アイテムのリストは以下です。

10個のアイテム一覧
・ライフル一丁(弾24発)
・板チョコ10枚
・固形油の入った金属缶
・スキーセット1式
・サバイバルナイフ
・新聞紙朝刊5日分
・方位磁石
・大箱入りのマッチ
・大型懐中電灯(電池入り)
・ウィスキー1本

このゲームは、専門家による模範解答があり、その模範解答に近づけるために話し合いを行います。
複数チームでの実施の場合は、専門家の正解に最も近いチームが優勝となります。

詳細は、下記のページを参考にしてみてください↓↓
雪山での遭難シミュレーションゲームの紹介ページ:https://business-games.jp/snowmountain_sounan/

雪山ゲーム

⑦人狼ゲーム


人狼ゲームは、味方になりすましたウソつきを会話で見つけ出す10名前後から楽しめるゲームです。 プレイヤーは、全員とある村の住人として振る舞いますが、その中の何名かは人狼役で、村人に化けて村を滅ぼそうとしています。

メンバー内で会話をし、村人役は人狼だと思われるひとを制限時間終了後に1人省いていきます。同じく人狼役は村人役を1人指名してゲームの外に出させ、それを繰り返しながら村人役と人狼役どちらが残るかを競います。

●効果
コミュニケーションの活性化にもなりますし、自己主張の重要性についても学ぶことができます。

●時間(目安)
60分~

⑧絵しりとり


絵しりとりは、その名のとおり、絵だけでしりとりをつなぐゲームで、数人(3~6人)のチームで行います。通常のしりとりと同じルールで基本的に行えば問題ないでしょう。 (濁音の場合は、清音に変えてもOK。とか、「ん」で終わってはダメ。などは通常のしりとりと同じにするということです)

やり方はいくつかありますが、一番簡単な方法は、各自にA4用紙とマーカーペンを用意しておいてもらい、ZOOMやTeamsなどのビデオ通話システムを使用する方法です。

1.まずは、始めにスタートする五十音の言葉を発表してスタートしていきます。
2.その後、進行役が各チームのメンバーをブレイクアウトルームに入れていき、入ったらスタートです。
3.順番が来たら、絵を描き、描き終わったら、画面に映します。次の人はそれを見たら、しりとりの続きの言葉になるように絵を描き、描き終わったら画面に映します。この流れで制限時間いっぱい使い、絵でしりとりを行ってもらいます。
4.タイムアップした後は、一度、ブレイクアウトルームからメインルームに戻します。
5.進行役は「今から答え合わせをしていきます。自分たちが書いた絵の下に正解を書いていきましょう。それを繋ぎ合わせ、しりとりが繋がっているかを確認しましょう。正解した個数を後ほど発表してもらいます」とし、またブレイクアウトルームに入ってもらい、正解した個数を発表してもらいます。

●効果
絵しりとりは、ウォーミングアップとして使えます。制約条件がある中でのコミュニケーションの難しさを理解してもらえます。

●時間(目安)
15分~30分

⑨伝言ゲーム


伝言ゲームは、最初の人から順に情報を伝えあい、最後の人にどれぐらい正確に伝わったのかを競い合うゲームです。 チーム人数によって盛り上がりが変わります。人数が少なすぎるとあまり変化が出ずつまらないので、10名前後がいいでしょう。多すぎても逆に時間が掛かりすぎてしまって、始めのメンバーたちが退屈してしまうかもしれませんので、1チーム最大で10名程度に抑える方がよいです。 チーム編成の応用が利きやすいのも使いやすいポイントです。

●効果
言葉を正確に伝えることの難しさや聞いたことを一言一句違えず覚えることの難しさを体験してもうことでコミュニケーションの重要性を理解してもらえます。

●時間(目安)
15~20分

⑩ジェスチャーゲーム


ジェスチャーゲームは、テレビのバラエティー番組でも行われていますし、保育園の保育遊びでも行われているほど、有名なあそびですが、オンライン懇親会でも盛り上がれるゲームです。 ゲームのお題から連想されるジェスチャーを行い、その動作が何を表しているのかを言い当てていきます。 単純ですが、多くの人がルールを知っているゲームなので、スムーズにゲームに取りかかれるのも導入しやすいポイントです。

●効果
言葉で説明することができませんので、歯がゆいしりとりと同様に制約条件がある中で、相手に伝えるためのコミュニケーション力や表現力の大切さを理解することができます。

●時間(目安)
15分~30分

⑪ヒアリングゲーム


ヒアリングゲームは、ペアを組んだ相手に質問し、決められた時間内で正解に導けたかを競うゲームです。

実施イメージとしては下記になります。

(1)まずは2人組を組んでいただきます。Aさんが質問者、Bさんが回答者
(2)2人ともに、3分間で、両者ともは好きな有名人・芸能人を付箋に書いてもらいます。
※テーマを変更しても問題はありません。「好きな食べ物」「行ってみたい国」など
(3)AさんがBさんの好きな有名人を当てるべく、質問を行ってもらいます。
例)「その有名人は男性ですか?女性ですか?」
※質問する側のルールとして、その人の名前自体を聞く質問は反則です。
 NG:「その有名人の名前は何ですか?」
(4)答えがわかった段階で、Aさんは「Bさんの好きな有名人は●●です」と伝えてください。
(5)もし正解すれば、そこで終了です。不正解であれば質問を続行してください。
(6)制限時間の5分以内に答えが見つかるように質問をしてください。
(7)BさんはAさんが正解に至るまでの質問数を数えておいてください。
(8)今度はAさんとBさんの役割を交代して、 (1)~(8)を行います。

●効果
ひとつのことについて深堀して聞くもよし、幅広い質問をして意外な一面を探すのもよし、質問する側のコミュニケーション力はもちろん、回答する側の対応力も磨かれます。

●時間(目安)
15分~20分

⑫数字禁止ゲーム


数字禁止ゲームとは、紙に書かれたイラストを長さ㎝や個数などの数字を一切、使わずに相手に口頭のみで伝え、相手にイラスト通りに書き写してもらうゲームです。 コミュニケーション研修や報連相研修で使える内容です。

●効果
制約条件がある中でコミュニケーションを取ることは難しいので相手目線での行動が必要といったことを理解してもらえます。

●時間(目安)
15分~20分

数字禁止ゲーム

⑬フラフープリレー


フラフープリレーは、全員で手をつないで、円になり、手を離さずに、フラフープが1周回るまでの時間を計測するゲームです。ゲームを3~4回繰り返し、計測タイムを短くする方法を全員で話し合いながら、考え、短縮化を目指すゲームです。

●方法
1.1チーム10~20名で一列に並んでもらいます
2.進行役がルールを説明し、まずは作戦タイムを設けます。
3.作戦タイム後は、本番タイムで、1番速いチームのタイムを計測します。
4.実施回数は、2~3回繰り返すことで、PDCAサイクルを回す練習にもなります。

●効果
フラフープリレーを実施すると、初めは各々が様子見で、意見を言わないですが、少しずつアイデアがでてきます。なかなかうまくいかないので、チームに混乱が生まれる可能性もありますが、少しずつ、チーム内に役割分担が生まれ、成果が見え出し、チームで協働することの重要性を理解してもらいやすいゲームです。

●時間(目安)
20~30分

フラフープリレー

⑭共通点探しゲーム


共通点探しゲームとは、チームメンバー同士が対話を通して時間内に同じチームのメンバーとの共通点を見つけ出すゲームです。共通点探しゲームは、以下の手順に沿って進めていきます。

参加者を2~5名ほどの人数でグループ分けする
メンバー間で質問し合いながら、グループのメンバーの共通点を1個でも多く探していくのが目標です。自己紹介や話し合いに時間制限を設けると、共通点探しゲームの効果を更に高められるでしょう。

時間制限があることで、自己紹介では「共通点を見つけるための有力な情報を提供しよう」という心理が働きます。

また、話し合いの最中も「より多くの共通点を見つけるためには、どのような質問が適切か?」という思考を、メンバーそれぞれが持つはずです。

●効果
共通点そのものを知ることより、仲間同士で一体感を得て相手の特徴をより知ること。仲良くなるのにおすすめです。

●時間(目安)
15分~20分

⑮マシュマロチャレンジ


マシュマロチャレンジは、決められた道具だけで先端にマシュマロを差した塔を作り、高さを競うゲームです。

乾燥パスタ・マスキングテープ・ひも・はさみなどを使うことが多く、バランスの悪い塔のうえにマシュマロを掲げなくてはいけないという縛りがあるため、想像以上に事前の作戦が重要視されます。

複数人で目標を共有しながら1つのことに取り組む感覚を身につけられます。

●効果
解決策をみんなで話し合い、目標達成を目指すことでチームで働くことの重要性を理解してもらえます。

●時間(目安)
30分~40分


今回はコミュニケーション研修で使えるビジネスゲーム15選をご紹介しました。コミュニケーションを円滑にすることは生産性向上にもつながります。
ゲームを活用することで楽しく学べるキッカケになりますので、ぜひ一度は活用してみてください。


【執筆者情報】

ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃

研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

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