コミュニケーション研修を選ぶときに絶対外してはいけない5つのポイント

コミュニケーション研修を選ぶときに絶対外してはいけない5つのポイント

コミュニケーション研修を選ぶときに絶対外してはいけない5つのポイント

研修カリキュラムの中でも一位二位を争うと言っても過言ではないほど、ニーズがあるのがコミュニケーション研修です。

特にコロナが蔓延し、リモートワークが広まり、コミュニケーションが希薄になったと多くの企業が感じていらっしゃるようです。

コミュニケーション研修はいろいろなアプローチ方法がありますが、注意しないと効果が出ない可能性もあるのです。 そこで今回はコミュニケーション研修を選ぶときのポイントをご紹介していきます。

そもそもコミュニケーション研修とは


コミュニケーション研修とは、ビジネスを円滑に進める上で必要な「話すスキル」、「聴くスキル」、「質問するスキル」を学ぶ研修内容です。 社内のコミュニケーションスキルが向上すれば、コミュニケーションの行き違いによる業務ミスの削減や生産性の向上、職場関係の改善などに期待できるのです。

コミュニケーション研修のカリキュラムのご紹介


コミュニケーション研修で多いカリキュラムを具体的に列挙してみましょう。
下記は一般的によく見られるコミュニケーション研修のカリキュラムの例です。

基本的なコミュニケーションスキルの研修:
コミュニケーションの原則と技術
非言語コミュニケーションの理解(ボディランゲージ、表情、目線など)
アクティブリスニング(能動的な聴き方)の実践
明確で効果的な質問の仕方
フィードバックの与え方と受け取り方

対人関係スキルの研修:
エンパシー(共感)スキルの構築
アサーション(自己主張)スキルの養成
コンフリクト(対立)解決スキルの習得
ネゴシエーション(交渉)スキルの強化

チームコミュニケーションの研修:
チームビルディングのアクティビティ
チーム内での意思決定プロセスの理解
プロジェクト管理とコミュニケーション
チームリーダーとしてのコミュニケーションスキル

プレゼンテーションスキルの研修:
パブリックスピーキングの技術
スライド作成とビジュアルコミュニケーション
質疑応答セッションへの対応
スピーチ内容の構成とデリバリー

ビジネスコミュニケーションの研修:
ビジネスメールの書き方
電話でのプロフェッショナルなコミュニケーション
ソーシャルメディアやオンラインプラットフォームを利用したコミュニケーション

クロスカルチャルコミュニケーションの研修:
異文化理解とコミュニケーション
文化的な違いに対する対策
異文化間でのコンフリクトの解決法

リーダーシップとコミュニケーションの研修:
リーダーシップとコミュニケーションスキル
リーダーとしての意思決定と問題解決
モチベーションとインフルエンス

これらのカリキュラムは、ロールプレイ、グループディスカッション、ワークショップ、レクチャー、個別のフィードバックセッションなど、さまざまな学習方法を取り入れることが可能です。カリキュラムは参加者のニーズや組織の目標に合わせてカスタマイズされることが一般的です。

コミュニケーション研修を選ぶときに絶対外してはいけない5つのポイント


コミュニケーション研修を選ぶ際には、以下のポイントに注意することが重要です。

①研修の目的達成・目標達成ができるコンテンツか?


まず研修を選ぶ前に、そもそも研修の目的や身に付けてもらいたいスキルを明確に決めていくと思います。 その目的を達成できるコンテンツでないと意味がありません。

研修の内容やコンテンツが自社の学習スタイルや好みに合っているかを確認しましょう。

研修を通じて実践的なスキルを身に付けることが重要です。実践的なアプローチを採用しているか、実際のシチュエーションに即したトレーニングが行われるかを確認しましょう。

グループディスカッションやロールプレイなどの実践的なアクティビティが含まれている方がコミュニケーションを取らなければいけない理由(必要性)を体感できるので、腹落ち感が出てくると思います。

②研修会社(ベンダー)が信頼できるかどうか?


やはり研修ベンダーの信頼性は重要でしょう。 研修ベンダーの評判や実績、提供しているコースの質をリサーチしていき、自社が求めている質を提供してもらえるか?また自社の社員にその会社のコンテンツや講師の人柄が合うかも重要な判断材料といえるでしょう。 過去に同じ研修に参加した人のフィードバックやレビューを調べてみるのも良いですし、アンケートといった参加者の満足度や効果に関する情報は聞けると良いと思います。 講師のバックグラウンドや経歴についても確認し、信頼性の高い研修ベンダーを選びましょう。

③研修へのカスタマイズが実施できるかどうか?


カスタマイズオプションがあるかどうかも大切なポイントです。自社や自チームのニーズに合わせてカスタマイズ可能な研修プログラムを提供しているか確認しましょう。 一般的なコミュニケーションスキルだけでなく、特定の業界や職種に特化した内容にも対応可能かどうかによって、研修のゴールが達成できるかが変わってくるからです。

④フォローアップ体制があるかどうか?


研修後のフォローアップやアフターサポートが提供されているか確認しましょう。 コミュニケーションスキルは一度の研修だけで身に付くものではありません。持続的な学習と実践が必要です。 研修後の成果を維持し、実践に活かすためのサポートがあると、より効果的な学習体験となるでしょう。研修プログラムが長期的なサポートや継続的な学習機会を提供しているか確認しましょう

⑤いまの時流や時勢にあったトピックを盛り込めているかどうか?


コミュニケーションの取り方は技術の進化とともに進化しています。コロナが流行してリモートワークが浸透したようにリモートワーク時でのコミュニケーションの取り方が変わりましたし、SNSやメッセージアプリの流行によっても変わってきたのです。スピード感が速くなるなど様々な効果があった反面、気を付けなければいけないところも多々出てきました。最新のトピックやトレンドにも対応した研修プログラムを選ぶことで、より効果的なスキルを身に付けることができるのです。

これら5つのポイントを念頭に置いて、研修プログラムを選ぶとより効果的な学習体験が得られるでしょう。

コミュニケーション研修にオススメなビジネスゲーム


ビジネスゲームは、コミュニケーション研修において非常に有益なツールです。

なぜなら、ビジネスゲームを通じて、参加者は実践的な経験を積むことができます。 実例的なビジネスシーンを再現することもできるため、現実の状況に近い環境でコミュニケーションスキルを練習することが可能になるからです。 また、チームワークを促進し、協力や意思決定の重要性を理解することができますし、ビジネスゲームによる即時のフィードバックは参加者の成長を促進することができます。 さらに、グループディスカッションやディベートを通じて積極的な参加と対話が促進され、コミュニケーションが活性化できるのです。

参考までにコミュニケーション研修で使えるコミュニケーションゲームをご紹介しておきます。 ぜひ参考にしてみてください。

コラム:コミュニケーション研修で使えるコミュニケーションゲーム15選 URL:https://business-games.jp/communicationgames15/

ビジネスゲームはあくまでも1つのツールであり、研修の目的や参加者のニーズを考慮した適切な選択と設計が重要です。研修ベンダー(会社)が適切なゲームを導入し、目的や学習効果を達成するためのガイダンスとフィードバックを提供できるかが成功の鍵となります。ぜひ自社にあったコミュニケーション研修のカリキュラムを設計してみてください。


【執筆者情報】

ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃

研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間100登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

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