- 会社名
- 株式会社システック・エンジニアリング
- 事業内容
- 送電線鉄塔の建設、保守メンテナンス
- 目的
- 新入社員のプロジェクトマネジメントの基礎を学ぶ
- 実施日
- 2020/4/14
- 研修概要
- 「鉄塔ゲーム」の実施、振り返り
- 参加者
- 8名
- 研修スタイル
- 講師派遣
研修の導入背景
本研修は、2日間の新卒研修の一環として行われました。実施背景としては、以下の3つです。
(3)メンバーと協働するポイントや自分自身の足りない力に気づき、社会人としての目標を思い描くきっかけとしてほしい
導入したビジネスゲームは『鉄塔ゲーム』
プロジェクトマネジメントの基礎をゲーム感覚で学べるように『鉄塔ゲーム』を実施しました。
『鉄塔ゲーム』とは、何チームかに分かれ、お客様から依頼された【鉄塔】をおもちゃのブロックを使用し、作り上げ、 お客様のニーズを満たしているか?や当初、計画を立てたスケジュール、コスト、品質できちんと作り上げたかどうかを競うゲームです。
今回は、3チームに分かれ、まずはお客様の要望を聞いた上で、見積書兼設計書、工程表の作成を行い、 各チームで決めた制限時間内に『鉄塔』を作り上げていただくようにしました。 また、ゲーム後は、チームで動く上でのポイントやリフレクションタイム(内省)を設け、どうすれば次回以降、結果を改善できるか?を話し合い、 PDCAサイクルの重要性についても理解していただけるようにコーディネートし、実施いたしました。
下記のURLをクリックしご覧ください!
⇒https://business-games.jp/projectmanagement_game/
研修の様子
ゲーム中は活発的な動きや仲間同士のコミュニケーション、話し合いが見られ、お客様の視点に立った見積書と設計書が提出されていました。しかし、ゲーム中盤で、チームによって、差が生じてきました。 当初、立てた計画よりも時間がオーバーしてしまったり、設定していたブロック数よりも余ってしまったりと予想していなったことが起こったチームも出始め、あたふたしながらも、プロジェクトをうまく活かせるために修正の話し合いを行うことができていました。 ゲーム終了後の振り返りでは、1位となったチームから優勝できた勝因として、
- 「まずはお客様の視点に立って、希望の見積書兼設計書が作れたのが良かった」
- 「1人ひとりの役割分担を行えたことで、時間を有効に使えた」
- 「他チームの動向も気にすることができた」
といった声があがり、 最下位だったチームからは、
- 「細かい点まで気にしなかったので、計画と実行がズレてしまったときに修正ができなかった」
お客様の声
株式会社システック・エンジニアリング/総務部長 松井様
-弊社の研修を導入しようと思ったきっかけや決め手は何ですか?
もともと新入社員研修をお願いできるところを探していたのですが、
当社の仕事が営業職ではない施工管理職という仕事で、
プロジェクトマネジメントの考え方を少しでも習得できる会社さんを探していました。
その中で、ただ座学や講義形式で伝える研修では、新人には難しすぎるので、
ビジネスゲームで楽しく学べるところはないかと思い、『鉄塔ゲーム』があることを知り、
問い合わせをさせていただきました。
-研修中の参加者の様子はどうでしたか?
社内の研修は比較的、専門的な知識を伝える内容が多いので、
それと比べても、受講生たちは、ゲームを自発的に楽しみながら受講できていたと思います(笑)。
ゲーム中、ゲーム後と受講生同士で、ディスカッションをする機会も多かったので、
深い学びに繋げられたと思います。
-研修を実施してみてのご感想はいかがでしょうか?
自発的に意見を出し合うことの重要性を改めて感じましたね。
とくに新人の頃は、どちらかというと受け身になりやすいので、
ゲームを通じ、意見を出し合うことの重要性を感じてもらえたと思っています。
また施工管理者として、建設プロジェクトを率いるマネジメント手法を模擬体験でき、
受講生である新卒メンバーも仕事のイメージが沸いたようです。