研修時のアイスブレイクで使えるクイズ-厚生労働省の統計結果

研修時のアイスブレイクで使えるクイズ-厚生労働省の統計結果

研修時のアイスブレイクで使えるクイズ-厚生労働省の統計結果

以前のコラムで、研修の開始時や休憩後のちょっとしたアイスブレイクとして使えるクイズを紹介しましたが、少し反響をいただいたいので、今回も、アイスブレイクで使えるクイズネタを紹介していきたいと思います。

今回のクイズネタでは、上司のマネジメント研修やコミュニケーション研修で使用できるような内容です。


今回のクイズネタのご紹介

使用するクイズネタは、厚生労働省の統計結果をもとにした調査内容です。

今回は2つご紹介したいと思います。

①「仕事や職業生活に関する強いストレスの有無及び内容別労働者割合」の調査結果


1つ目が、「仕事や職業生活に関する強いストレスの有無及び内容別労働者割合」の調査結果です。

仕事をしていると、誰しもがストレスを感じることがあります。 みなさんも、ストレスを感じる瞬間は少なからずありますよね?」

ストレスがもたらす影響は、良いものも悪いものもあると言われています。 ストレスがもたらす悪い影響として、うつ病などの精神疾患になる可能性があります。 企業側としては、ストレスに耐え切れなくなり、離職につながる可能性もあります。

世の中の人はどれぐらいストレスを感じているのでしょうか?

調査結果としては、

強いストレスとなっていると感じる事柄がある・・・58.0%
強いストレスとなっていると感じる事柄がない・・・41.3%
不明・・・0.3%

となっています。約6割の人が強いストレスを感じているようです。

これを数字として、高いと取るか、低いと取るか、人それぞれですが、 10人の職場で6人が強いストレスを感じていれば、「高い」と言えるのではないでしょうか?

強いストレスとなっていると感じる事柄があると答えた人たちが選んだ選択項目は下記の項目です。(3つ以内を選ぶ)

●役割・地位の変化等(昇進、昇格、配置転換等)
●仕事の質・量
●仕事の失敗、責任の発生等
●対人関係(セクハラ・パワハラを含む。)
●顧客、取引先等からのクレーム
●雇用の安定性
●事故や災害の体験
●会社の将来性
●その他
●不 明
※順不同
 


みなさんも、上記の項目のうち、どんな割合になるか考えてみましょう。

実際の調査結果としては、下記のような回答結果になりました。

アイスブレイク
出典:労働安全衛生調査(実態調査)-厚生労働省

回答の多かった順位で揃えると、このようになります。

(1)仕事の質・量
(2)仕事の失敗、責任の発生等
(3)対人関係(セクハラ・パワハラを含む。)
(4)役割・地位の変化等(昇進、昇格、配置転換等)
(5)会社の将来性
(6)雇用の安定性
(7)顧客、取引先等からのクレーム
(8)その他
(9)事故や災害の体験
(10)不 明

1番目に多いのは「仕事の質・量」、2番目に多いのは「仕事の失敗、責任の発生等」で、3番目に多いのは「対人関係」となっています。
この3つで、強いストレスを感じる人が多いということですね。

②「転職入職者が前職を辞めた理由別割合」の調査結果


2つ目が、「転職入職者が前職を辞めた理由別割合」の調査結果です。
退職した人が転職した際に、前職を辞めた理由を調査した内容です。
その理由を13個の項目で調査をしています。

●仕事の内容に興味を持てなかった
●能力・個性・資格を生かせなかった
●職場の人間関係が好ましくなかった
●会社の将来が不安だった
●給料等収入が少なかった
●労働時間、休日等の労働条件が悪かった
●結婚
●出産・育児
●介護・看護
●定年・契約
●期間の満了
●会社都合
●その他の理由(出向等を含む)

みなさんも、上記の項目のうち、どんな割合になるか考えてみましょう。

実際の調査結果としては、下記のような回答結果になりました。

アイスブレイク_クイズネタ_辞めた理由の答え
出典:雇用動向調査結果の概況:令和2年8月発表-厚生労働省

転職入者が前を辞めた理由みると、
男性はその他の理由(出向等を含む)を除くと、「定年・契約期間の満了」16.6%が多く、次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」11.2%となっています。
女性はその他の理由(出向等を含む)を除くと、「職場の人間関係が好ましくなかった」14.8%が最も多く、次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」12.5%となっています。

上司のマネジメント研修やコミュニケーション研修で活用する場合は、 部下や後輩の関わっている仕事の「量」を改めて、気にしたことありますか?や人間関係がストレスを抱えている人も多いようですが、どういったマネジメントを意識していますか?など

グループワークなどで考えるキッカケにしてもらい、研修を進めていくと良いでしょう。

アイスブレイクとして、クイズにする方法

さて、ここからは前述した2つの調査結果を どのようにクイズにしていくかを考えていきます。

クイズにする方法としては、2つです。

・穴埋め問題
・順位当て問題

穴埋め問題は、このように作ってみましょう。

アイスブレイク

「黒塗りの項目のうち、『仕事の質・量』、『仕事の失敗、責任の発生等』、『対人関係』、『顧客、取引先等からのクレーム』、 『雇用の安定性』、『会社の将来性』の一番上の割合(%)を各チームで当ててみましょう。

どれが1番大きい割合になるのか?どれが1番小さい数字になるのか?を制限時間5分間でグループ内で回答を見つけてください。」

順位当て問題は、このように作ってみましょう。

 

アイスブレイク

「該当する項目のうち、1位から10位までの順位をグループ内で話し合い、順位付けをしてみましょう。」

これら以外にもクイズの出し方のアイデアはいくつかあると思うので、いろいろな方法を見つけて、ぜひ試してみてください。

上司のマネジメント研修やコミニュケーション研修で、 このクイズをウォーミングアップやアイスブレイクを行ったとして、クイズのネタと研修をどうつなげていくかがポイントですが、以下のように関連付けができるかと思います。

強いストレスを感じる事象と研修への誘導方法(リンク付け)について

研修へ誘導する方法としては、このような流れで提示することができます。

調査結果からわかるように、仕事の質と量で、強いストレスを感じている人が多いようです。

今から2つ質問をしますので、教えてください。

①みなさんは、どうでしょうか?強いストレスを感じることは今までありましたか?
②みなさんの部下や後輩の今抱えている仕事量はどうでしょうか?

仕事の質は、高いものや責任が大きいものだけが該当するではなく、質が低すぎてもストレスに感じるかもしれません。 例えば、自分は他人がなかなか経験できないようなことをしたいのに、任される仕事が誰でもできるような簡単な仕事しか任せてもらえなかったら、ストレスを感じることもあります。

 

上司として、管理職の立場として、部下をマネジメントするためには、どこにストレスを感じているのか、どの点がストレスを与えてしまうのか?を見つめ直しても良いかもしれません。今日のマネジメント研修では、そういったところにも着目してもらいながら、受講してください。

 

対人関係のストレスと研修への誘導方法に関しても、同様です。

研修へ誘導する方法としては、このような流れで提示することができます。

調査結果からわかるように、対人関係で、強いストレスを感じている人が多いようです。

 

①みなさんは、どうですか?対人関係で、ストレスを感じた経験は今までありましたか?
②みなさんの周りも人間関係でストレスを感じていると耳にしたことはありますか?

 

対人関係でストレスを抱えているということは、コミニュケーションの取り方や人との関わり方で、何かしらの問題があるということですよね? 今回のコミュニケーション研修では、自分たちが普段どういったコミニュケーションを取っているのかを見直すキッカケにしてみてください。

 

上記のようにクイズのネタの内容と研修で学ぶ内容でリンクしているところに着目をし、研修の導入にしていくと、受講生のコップも上に向いて、話を聴いてくれる態勢を作れると思います。

 

厚生労働省の統計内容をクイズにする効果

研修のクイズネタに使用する題材の答えは、主観的な答えではなく、客観性があるものを選んだほうが納得してもらいやすいです。また、抽象的な答えより、数字などがより具体的な内容の方が説得感が出てくるものです。

今回、使用するクイズネタのように厚生労働省の調査結果をクイズにするのは、かなり有効です。

厚生労働省の結果ということで、一定の信頼性、かつ安定性があるからです。
※もちろん、すべての調査結果が正しいものと鵜呑みにしてはなりませんが。

厚生労働省は、長年にわたり、職場環境の調査を行ってきており、調査対象の母数となる企業数や労働者数も多いです。また長年調査していることから、過去との比較もできますので、どうなってきているのかの推移をたどることができます。

そういった点からも厚生労働省の調査結果をクイズネタにすると、受講生へ納得感を持たせることができますし、出所の安心感を提示することができるので、おすすめです。


さて、今回は、研修開始時や休憩後のちょっとしたアイスブレイクとして使えるクイズとして、

「厚生労働省の統計内容」を使ったクイズをご紹介しました。
他にも、マネジメント研修やコミュニケーション研修に役立つ情報が厚生労働省の調査結果には存在しますので、ぜひ試しに活用してみてください。


【執筆者情報】

ビジネスゲーム研究所 米澤徳晃

研修会社に入社後、研修営業、研修講師業に従事。その後、社会保険労務士法人で人事評価制度の構築やキャリアコンサルティング活動に従事。その後、独立。講師登壇は年間50登壇を超え、講師としてのモットーは、「仕事に情熱を持って、楽しめる人たちを増やし続けたい」という想いで、企業研修を行っている。

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